642 連れ戻された婚約者 ジェイン・アン・クレンツ

連れ戻された婚約者 (ハーレクイン・アフロディーテ)

連れ戻された婚約者 (ハーレクイン・アフロディーテ)

  • 作者: ジェイン・アンクレンツ,Jayne Ann Krentz,山口絵夢
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 新書
  • クリック: 6回
  • この商品を含むブログを見る
両親が亡くなり、幼い二人の弟と負債を抱えたデボンは、大学を辞め銀行に勤めた。生活は苦しかったが、何より辛かったのはティーンエイジャーになった時の弟の反抗だった。ガースが気にかけてくれていることには気付いてはいたが、ついに彼に助けを求めたのは、弟が警察の世話になった時だった。ガースは警察に話をつけ、弟を諭して正しい方向に導いてくれた。
生活を切り詰め、教育に悩み、デボンは自由を求めていた。
下の弟が奨学金を得て、大学への進級が決まった時、デボンは都会への夢を実現するつもりでいることを、ガースに話したが、初めてガースの心積もりを知る。
ガースはデボンを妻に望んでいた。抑制を解いたガースは、情熱でデボンを捕えようとするが、彼女の思いを汲み、一年の猶予を与えると言った。
自由になった一年間、デボンはサンフランシスコで派遣社員として働き、充実した日々を過ごしてきた。ささやかな贅沢を楽しみ、生活しながら、ガースとの結婚は間違いだと、心は揺れていた。私はガースが望む従順な妻にはなれない。
しかし、約束通りガースはデボンを連れ戻しに現れる。
デボンが何を言ってもガースの決意は揺るがなかった。
この一年、ガースが他の女性に目を向けなかったことが、デボンは信じられなかった。そして、求め続けた女性を前にして、ガースは抱かずにはいられなかった。
ガースの腕の中で、デボンは彼を愛していることに気付く。
それならば、この結婚がうまくいくように、彼を変えていかなくてはいけない。
ガースはどんな手を使ってでも、彼女を妻にすると決めていたが、デボンが結婚することに逃げなくなると不安が頭をもたげた。
彼女はどんな理由で結婚したのか。
式の後、ホテルに着いてガースはデボンに尋ねた。
愛だと答えるデボンにガースは自分の愛ほどではないだろうと言った。初めて愛し合っていることを確認した二人は、一日部屋から出なかった。


マリッジブルーの話?相手を求めていることはわかっていても、その感情が何なのか確信が持てない。みたいな話です。