522 情事という名の罰 ジェイン・アン・クレンツ
- 作者: ジェイン・アンクレンツ,Jayne Ann Krentz,高山恵
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2008/04
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
フリンは愛する息子を元妻に奪われ激怒していたが、子育てに飽きた彼女は息子を渡すと連絡をよこす。たらいまわしにされたジェレミーは動揺し、落ち着くまで時間がかかった。ヘザーと別れた後の8カ月間、フリンは自分が酷く馬鹿なことをしたことに気付いていた。ヘザーを取り戻すためには、何でもしよう。だが、壁を築いたヘザーは一筋縄ではいかなかった。フリンは彼女に謝罪し、元の関係に戻りたいと告げたがジェレミーについては話していなかった。社内での噂話でジェレミーの事を知ったヘザーは、フリンを許そうとしなかった。だが、ジェレミーの病気が全てを変える。ジェレミーはヘザーを受け入れ、ヘザーはこの親子を愛していることに気付く。フリンは結婚を口にするが、ヘザーにはまだ心の準備ができていなかった。承諾しないヘザーに腹を立てたフリンは、罰を与えることだけ考えていると彼女を批難して出て行った。
男はそのバンガローに相棒が隠した大金を捜していた。何度か忍びこんだものの、見つからないことに業を煮やして女を脅して手に入れることを決めた男は、フリンが立ち去るのを確かめて家に押し入った。
フリンは運転するうちに怒りが醒め、ヘザーを急かしてしまったことを悔やんだ。引き返したフリンは、拳銃を持った見知らぬ男が家にいることを知り、打開策を練った。二人は見事な連携で、男を取り押さえ、危機を脱した。二人はお互いに、お互いを信じるべきだったのだと言い合った。そして、結婚を決めた。
誰かを罰したいという感情に突き動かされて、フリンは彼女を傷つけた。だが、投げ捨てた後で深く後悔した彼は、使えるものは何でも使って彼女を取り戻すと決める。息子は最後の手駒だった。だが、一人の男として求められたいという気持ちがそれを邪魔した。プライド何か捨てて、膝まづくべきだったんじゃない?