鬱子の話

雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった (Next comics)

雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった (Next comics)

その昔、女は働かなくていいという時代がありました。
社会は男だけのモノで、女は嫁に行って家事と子育てだけしていればいいという時代でした。
職業欄に家事手伝いが普通に書かれており、親の決めた嫁ぎ先に相手の顔も知らずに行くのが当たり前でした。
平塚らいてう以降女性は地位向上のために学を身に付け社会に進出していきました。現代では学校を卒業すれば仕事に就くのが当然になり、職業婦人などという言葉は死語になりました。
女は親や夫の庇護の元でしか暮らしてはいけないという常識は消えていきました。
それだから昔の女はガッツがありました。
セクハラにも耐え、配偶者は自分で選ぶ権利を得て、人生を謳歌することができたのです。イジメや罵倒やそんなモノは昔から沢山ありました。ひがみや理不尽な扱いなんて社会に幾らでもあります。
役に立つ人材ならば大事にされるし、失敗すれば嘲りを受ける世界なのです。職場は仕事をするところで、真摯に懸命に真面目に働けば誰も文句は言わないはずです。
それでも居心地が悪い職場なら転職すればいいのです。
働かなくては食べていけないとなったら病気などになる暇などないのです。必死になった経験がないから甘えにも気付かないのでしょうね。働かないで誰かに食べさせてもらっても自分の自由は守りたい?

シンデレラ症候群などという言葉が流行したことがありました。
召使いが何でもやってくれて、自分は好きなことだけしていたい・・・それは誰もが夢見ることですね。
でも、そんな都合のいい世界はどこにもないのです。
日本の義務教育というものがどんなに有難いものか、世界をもっと知れば実感するはずです。そして、働く場があり、正当に給料を払ってもらえるこの国が稀有であることを知るべきなのです。
不公平なこの社会で生き残るには自身の向上だと弁えましょう。
まともな仕事もできないくせに辛辣なことを言われたと僻むのはお門違いです。
言われたことはメモくらい取っとけ!
「じゃぁ、1回しか聞いちゃいけないんですか?」なんて平気で逆切れするヤツに教えなきゃいけない人間の不幸を思ったことがありますか?
教えてもらえる事が当たり前だと思ってるから感謝の気持ちもないんだよね。
新人教育なんか真平だと思ってる人がどのくらいいるか知ってたら、もっと言葉にも気をつける気にもなるんだろうけど。

最近の不幸自慢もどうかと思うわ、ホント。

慰安婦のはなし

ニュースでもこの話が出ると外交問題がクローズアップされますが、問題にすべきは女性が売り物にされたという事なんだと私は思います。半世紀前は貧しい家に生まれた娘は親や男たちにそういう待遇を受けていたんです。現代でも売っているものを買って何が悪いと言う男も多いですね。
男たちは内地でも外地でも女を買うことを罪悪だとは思っておらず、対価を支払いさえすれば不足はないと信じていたのですね。
男尊女卑の国、日本では少し前の時代には女に学問は必要ではないと習い事をさせ、良妻賢母になることだけが幸せなのだと、「三界に家なし」という教えを押しつけていたのです。
そうやって女を男の奴隷として扱っていたのです。
男は男として生まれただけで偉いのだと、自身がその女の腹から出て来たことも忘れてプライドを守ってきたのです。
外に出れば七人の敵がいるだのとのたまって、仕事だけしていれば他に何もしなくてもいいのだとふんぞり返っていた男たちは、今や社会進出した女たちに何も言えなくなりました。
戦時中慰安婦の扱いを受けたアジアの女性たちは自国の女たちと同じ扱いをされただけだったのです。あの時代にはそれが普通だと彼らは間違った認識をしていたのでから。
でも、戦後生まれた女性たちが産んだ息子たちは、教育を受けた母親に育てられています。
性別が違うというだけで優劣を決めるような人間には育っていません。
性産業というものは簡単には無くならないとは思いますが、人間を売り買いできるという間違った認識を持たないように働きかけることは重要だと思います。
日本の男の女性蔑視を根底から叩き潰すべきです。
誰だってその女の腹から出てきているのですから。

蔦王

蔦王 (レジーナブックス)

蔦王 (レジーナブックス)

異世界ファンタジーってマンガでは多かったけど、こういうジャンルができたんだねーってびっくり。
昔好きだったのは、「彼方から」「花冠の竜の国」「天は赤い河のほとり」が最初に浮かぶなぁ。
異世界に飛ばされた少女が現地のハンサムさんと恋に落ちるってヤツねー\(^o^)/
主人公の菫が飛ばされたのは元皇帝の私室で、翌朝には早々と彼にいただかれちゃったりするんです。
それでもって、一週間も待たずにプロポーズされちゃうんですから・・・どうなんでしょうか?
3冊で完結して、外伝も出ていますが、ハーレクインのようにドロドロしてなくて甘ーい話になってます。
甘甘べたべたが好きな方にオススメの本です。

隣国のはなし

最近とみに隣国が騒がしい。
事あるごとに日本は侵略戦争の償いをするべきだと言っているようだ。しかし日本は焼け野原になった自国を必死で立て直しながらアジア諸国に多大なる貢献をしてきたはずだ。
大体人の殺し合いである戦争の中に於いて凌辱を受けただの連行されただの言うのはおかしくないか?
彼らなら殺された方が良かったなどと言うのかもしれないが、他のアジア諸国では一般市民には手を出さなかったと言われている日本人が中国韓国では虐殺したというのも変な話だ。
日本にも犯罪がある事でわかるように、我が国にも悪い人間は存在している。
だから、どこかでそういう人間が悪いことをしたという事実があったのかもしれない。
けれど、当事者がほとんど死んでしまった時期を選んだかのように大騒ぎをするというのはどんなもんだろう?
それも関係のない他の場で日本の悪口を言うのは愚かでしかないと思うのだが・・・。
言わせてもらえば、戦犯とされた人たちだって国が戦争をするからと駆り出された人たちだ。国民はいくら戦争に反対だって国が決定したことには逆らえない。臆病風に吹かれないように国はヒロポンを兵に与えて国のために死ねと言ったのだ。
そうやって死んだ人たちを追悼して何が悪いのだ?
戦争に加担したことを讃えているのではない。
死を悼み安らかでいてくれと願っているだけなのに。

この際隣国がウチの領土だと言っている島に在日を乗せてプレゼントしたら如何だろう?
それで縁を切ってもらえないだろうか?
我が家の食卓には日本産のものだけで十分だ。

宗教のはなし

世界には様々な宗教があって、それが戦争に繋がっている例も多い。国内ではびこっている新興宗教とやらいうものも人心を救うというよりは金儲けの種である。人の心を救うものならば誰が何を信じようが己の勝手だとは思うのだが、意外と信者たちは他宗教を忌まわしいもののように罵る。
一体彼らは宗教の本質をどう捉えているのだろう?
私が思う宗教は、信じる者の心を安らかにし、生きる希望を与えるものであると考えるのだが、争いの種になるのでは本末転倒としか言いようがない。
その矛盾をどうして気付かないのだろうと悲しく思う。

徳洲会のはなし

知り合いが徳洲会病院に入院している。
かなりの高齢であるために過去にもあちらこちらの病院に入院経験のある方だったのだが、家族の話では他のどこの病院よりも対応が良いという話だった。
しかしである。
かの大騒ぎ以降、どうやら人手不足に陥っているようだ。
風呂の回数が減り、放置されることが増えた患者は床ずれになり皮膚が壊死を起こすこともあるという。
これまでのような行き届いた看護は無理となってしまったらしい。

待遇が良ければ良い人材も集まるだろう。
だが不満が増えれば辞めていく人も多くなる。
病院内部で何が起きているのかは知る由も無いが、結局は弱者にしわ寄せが行くのは避けられないことなのだ。
悲しいことだと思う。

更年期の話

後妻が来て数年後に、冬休み中の大掃除の際に水道水で拭き掃除をやらされた。指が凍えて雑巾を絞ろうとしても力が入らずに時々日光を当てて温めながら掃除した記憶がある。
今自分が義母のその時の年齢に達して合点したことがある。
更年期には真冬に水道水で洗いものをしても全く辛くない。
辛くないどころか、温水を使おうものなら返って暑くなって堪らないのだ。
きっと彼女は自分が平気だから子供も平気なのだと思っていたのだろう。
彼女の罪は私たちに辛い思いをさせたことではない。
彼女が無知だったことなのだと今気付いた。