605 炎の瞳 ヘザー・グレアム

炎の瞳 (MIRA文庫)

炎の瞳 (MIRA文庫)

  • 作者: ヘザーグレアム,Heather Graham,ほんてちえ
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: 文庫
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サマンサとアダムは、出会った時、一目惚れをした。アダムは、喧嘩した恋人とはっきり別れておらず、抵抗を試みるが、敗北してサマンサと結ばれる。だが、アダムを追って来た恋人の存在を知って、サマンサは激怒し、話も聞かずアダムを追い出してしまう。
サマンサの父は、沈没船の宝を追い求めていた。所有する島の周りに広がるダイビング・ポイントのどこかに、必ずあると信じていたのだ。そんなある日、父は消息を絶った。海洋研究者ハンクは、サマンサの父を手伝っていたため、その秘密を解き明かし、海に潜るが、財宝を発見直後、何者かに襲われる。
アダムはハンクの失踪を知って、次に狙われるのはサマンサであると気付く。サマンサの島に滞在するダイビング客は、胡散臭い気配を漂わせていた。アダムは、サマンサの安全を守ろうとし、やがて、二人は絆を取り戻したかに見えたが、アダムが話さなかった真実はサマンサを打ちのめし、一人になった彼女は拉致される。
犯人たちは、サマンサが財宝の在処を知っていると信じ込んでいた。アダムは、協力者たちと共に、サマンサを救い出し、命の危機を感じた時、サマンサは沈没船の場所に気付いた。
多くの命を奪った、炎の瞳と呼ばれたルビーは、サマンサが予想した場所に沈んでいた。
だが、サマンサは、アダムが贈ってくれた婚約指輪の方が美しいと思った。


短気で、プライドの高い二人は、愛し合っていながら別れたが、命の危険を感じたことで、大事なものに気付く・・・という話です。