495 クリスマスに再会 ヘレン・ブルックス
- 作者: ヘレンブルックス,Helen Brooks,山科みずき
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2008/11
- メディア: 新書
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双子の姉メリッサが病気と聞いて、4人の子供たちの世話をするためにメリッサの家にいたブロッサムは、メリッサの夫グレッグの上司ザックの訪問を受ける。ザックの魅力にブロッサムは動揺した。それでも、二度と恋なんかしない。ザックの誘いを拒絶しようとしたものの、彼は執拗だった。争いはしたくない。彼はグレッグの会社のオーナーだ。渋々食事に出かけたブロッサムは、思いがけなく楽しい時間を過ごしたが、もう彼に会うつもりはなかった。姉夫婦に口止めしたブロッサムだったが、ザックは彼女の家を探し出しやって来た。
ザックは一目惚れしたブロッサムを、必ず手に入れると誓っていた。だから、共に過ごす時間を大事にし、彼女の心を開かせようと努力した。ブロッサムは、やがてザックを愛してしまったことに気付く。でも、傷つきたくない一心でオファーの来たアメリカ横断の仕事を受け、旅立って行く。食事も咽喉を通らない、眠れない3カ月が過ぎ、仕事は成功のうちに終わったが、ブロッサムは疲れ果てていた。空港に降り立ち、メリッサの姿を捜したブロッサムは、ザックが迎えに来たことに驚く。だが、疲れ果てたブロッサムは、戦う気力さえなかった。ザックの家に連れて行かれたブロッサムは、丸二日眠り続けた。目覚めた時、ブロッサムは自分に注がれるザックの愛を感じ、自然に愛を告白する。彼なら信じられる。ブロッサムは、ザックのプロポーズにイエスと答えた。
いつも美しい姉の後ろにいた、冴えない娘に、裕福で素敵な男性が惹かれるなんて信じられない。心の奥底では、家庭と子供に憧れながら、諦めていた女性の話。