408 プレイボーイの結婚 バーバラ・ハネイ

プレイボーイの結婚 (ハーレクイン・イマージュ)

プレイボーイの結婚 (ハーレクイン・イマージュ)

  • 作者: バーバラハネイ,Barbara Hannay,矢部真理
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 新書
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仕事中、姪ミリセントを届けられたジェンは、途方に暮れる。頼みの綱、祖母のキャロはリムジンの運転手ハリーを見て、彼に救いを求めるよう言った。ハリーは仕方なく、ミリセントの運転手を務めることを渋々承諾する。本社から、有名作家の広報を担当するよう命じられたジェンは、ハリーがただの運転手ではなかったことを知る。
ハリーはジェンに惹かれ、危険を感じた。彼女は恋愛ゲームができる女性ではない。しかし、欲望が彼を苛み、睡眠を奪った。ジェンはハリーに惹かれる気持ちを鎮めようとしていた。彼は自分のような平凡な女の手に負えるような男性ではない。ハリーはジェンが欲しいと打ち明けるが、ジェンは言った。恋に落ちかけている今、抱かれてしまったら、すっかり心を奪われてしまうだろうと。ハリーは、手紙を書くと言って立ち去った。それから、定期的に手紙は届いたが、ジェンは読むことなく、クローゼットにしまい込んだ。数週間後、ぷっつりと手紙は来なくなった。ジェンは喪失感に耐えきれず、やっと手紙を取り出し、読み始める。それは、ラブレターだった。ジェンを愛していると告げ、結婚したいと書いてあったが、最後には、諦めが書かれていた。臆病な自身のせいで彼を失ってしまった。ジェンは茫然と涙を流し、彼に連絡を取ろうとしたが、誰に聞いても居場所は分からなかった。すっかり意気消沈したジェンは、姉に誘われてビーチに出かけた。姉のコンドミニアムにはハリーがいた。彼に謝らなくては。ハリーの態度はよそよそしかった。説明と謝罪の後、緊張に耐えきれず泣きだしたジェンをハリーは抱きしめた。


美しい母と姉の影に隠れて育ったブラウンガール。退屈だと言われ、自信が持てずにいた彼女の前に、ホルモンの化身のような男性が現れる。期待しても、傷つくだけとわかっていても、思い通りにはいかない心。ロマンチックです。