492 秘密だらけの美女 スーザン・ジェイムズ
- 作者: スーザンジェイムズ,Susanne James,松村和紀子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2010/09
- メディア: 新書
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アダムは、見知らぬ旅行者がコテージを手に入れるのを苦々しく思っていた。彼は友人のためにコテージを買い取りたかった。だが、チャンスはまだあるかもしれないと、アダムは思った。彼女は名ばかりの所有者になるに違いない。早晩、重荷になって手放すことになるだろう。
ホテルを引き払って、コテージの近くのB&Bに移ったメロディーはアダムの存在に戸惑った。彼は親切で、楽しませてくれる。でも、彼女は夫を失くした時、二度と誰かと親密な関係にならないと誓っていた。愛する人を失う悲しみをもう味わいたくない。二人は惹かれ合ってはいたが、口にすることなく別れた。しかし、アダムはメロディーを忘れられなかった。彼女が欲しい。収穫祭に招かれたメロディーは、そこにアダムがいることに驚いた。彼は両親を伴い、彼女に紹介しようとする。アダムの母は、メロディーを認めて喜びを露わにした。アダムの両親は、メロディーの母がこの地を離れた理由を知っていた。最後のピースがそろい、メロディーの謎は解けた。だが、メロディーが何も話さなかったことに、アダムは激怒した。秘密を持つ女は信用できない。アダムの非難にメロディーは答えた。母が墓まで持って行った秘密を、勝手に話すことはできなかったと。
アダムは、過去婚約者に裏切られた経験があった。彼女を信頼できるのかと自分に問いながらも、彼女を妻に望む気持ちは抑えきれなかった。
翌日、アダムは散策するメロディーを追って、彼女にプロポーズした。自分は裏切りを恐れ、メロディーは失うことを恐れている。でも、逃げていては生きる意味がない。希望を信じようとアダムは、メロディーに言い、結婚を誓った。
過去に囚われる二人の男女の恋。ホットなところはありません。