441 言えない秘密 スーザン・ネーピア

言えない秘密 (ハーレクイン・イマージュ (I1261))

言えない秘密 (ハーレクイン・イマージュ (I1261))

ジェニファーの婚約者は、自分の運転が元で、ジェニファーの弟が亡くなり、母親が大怪我を負ったことが元で彼女から去って行った。車いすの母の世話をするために、学校を辞めたジェニファーは、小さな宿を始め、やがて固定客がつくようになった。セバスチャンは癌を患っていたが、度々やって来た。そして、ジェニファーに一つの提案をする。セバスチャンは莫大な財産を持っていたが、別れた強欲な妻たちに富を奪われることを恐れていた。ジェニファーが最後の妻になれば、それが防げる。そして、ジェニファーの欲しがっている子供を、無料で体外受精してくれるというのだ。この先、男性が現れる保障などない。ジェニファーは子供を持つために、セバスチャンの頼みを承諾して、結婚した。セバスチャンの息子レイフは、元モデルで、ジェニファーの憧れだった。だが、セバスチャンとレイフは折り合いが悪く、ほとんど顔を合わせないことが救いだった。セバスチャンの病状は悪化し、ある日ジェニファーは彼から衝撃の事実を告げられる。精子提供者はレイフだと言うのだ。ショックを受けたジェニファーは、即座に逃げ出し、母の元に戻った。牧師の妻であった母を困惑させないために、レイフと結婚し、妊娠していると嘘をついて。後は、時期を見て、離婚を打ち明ければ良いはずだった。レイフは父の今わの際に、父から告白を受け、怒りに燃えていた。行方のわからないジェニファーの家を捜し出し、レイフは訪ねて行く。だが、ジェニファーは不可解で、レイフはその謎を解こうと決意する。やがて、レイフはジェニファーもセバスチャンに騙されたことを知った。二人は惹かれ合っていた。レイフが何を求めているのか分からない。不安を感じるジェニファーは、イギリスに帰って同居しようと言うレイフの提案をはねつける。直後、レイフはジェニファーを愛する女性と言い、涙を見せた。ジェニファーは、愛してくれるなら、何でもできると答えた。自分も愛していると。


うーん、レイフも最初から好きだったってこと?何となく腑に落ちない感じだったけど、まぁ、面白かったです。