405 アンダルシアの誘惑 ダイアナ・ハミルトン
- 作者: ダイアナハミルトン,Diana Hamilton,高木晶子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2004/02
- メディア: 新書
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セバスチャンは伯父マーカスが強欲な女に騙されていることで、思い悩んでいた。その女のために屋敷を整える、その監督をするためにトゥルーン・マナーを訪れたセバスチャンはロージーを見て惹かれる。少女のような娘に欲望を覚える自分に、セバスチャンは嫌悪するが、彼女を欲する気持ちは抑えが利かなかった。忘れものを届けに部屋を訪れたセバスチャンは、自制心を失い、ロージーを抱いてしまう。セバスチャンは優しかったが、ロージーは自分を戒めた。違う世界の人を愛してはいけない。母の二の舞だ。
セバスチャンはロージーを守りたいと思い、彼女に相応しいものを与えたかった。避妊しなかったことを理由に、セバスチャンはロージーを手元に置くと言った。断ろうとしたロージーだったが、行き先がマーカスのいる場所と聞いて、考えを変える。セバスチャンは言葉巧みに衣服を買い揃え、身だしなみを整えてやった。ドレスを着たロージーは美しかった。セバスチャンは自分の彼女への強い思いを見つめ直し、ロージーこそ自分が捜し求めていた女性だと確信する。しかし、セバスチャンがプロポーズの言葉を言う前に、ロージーはマーカスの婚外子であることを明かす。セバスチャンの敬愛する叔父が妻を裏切っていたと話すことは、躊躇われたが、これ以上黙っていることはできなかった。セバスチャンはショックの余り、ロージーを罵り、傷つけてしまう。だが、しばらくして冷静になったセバスチャンは、ロージーを疑ったことを恥じた。そして、このことがマーカスの結婚を壊す起爆剤となると気付く。マーカスは母を忘れていなかった。そして、娘がいたことをひどく喜んだ。セバスチャンを信じることができなくなってしまったロージーは、彼を愛しながらも、彼を拒絶する。しかし、セバスチャンは彼女の疑惑を解き、彼女を愛していることをわからせた。
この人の作品も、結構ホットですね。割と好きです。