433 残酷な秘密 キャサリン・ジョージ

残酷な秘密 (ハーレクイン・イマージュ (I1623))

残酷な秘密 (ハーレクイン・イマージュ (I1623))

サラは18歳の時から、デイヴィーの母として過ごして来た。サラの母は、家族ぐるみで交際のあった親友の妻が亡くなった時、彼と過ちを起こし、デイヴィーを身籠ったが、精管切除した夫に知られることを恐れて、祖母の元で出産する。祖母とサラは母のために嘘をつき、父はそれを信じた。シングルマザーとして大学に通い、就職して、両親が亡くなった後、サラとデイヴィーと祖母は同居する。サラは時々デートを楽しんではいたが、親密な交際は避けていた。雷雨の夜、道路に飛び出したサラは、ジェイクと知り合う。ジェイクは玄関までサラを送り、謝罪として花束を贈ってきた。翌日、怪我はなかったかと、訪ねて来たジェイクに、サラの胸はときめいた。惹かれ合う二人はデートを重ねたが、サラは悩んでいた。一児の母がバージンなんておかしい。交際を続ければ、秘密を明かさなければいけなくなる。学生時代の親友ニックの結婚式に招かれたサラは、ジェイクに同行を頼んだが、ホテルに着くと、親友夫婦が部屋が取れなかったことを知る。別々の部屋を予約していたサラとジェイクは、一部屋を彼らに譲ることにするが、それは、二人が同じ部屋で宿泊することだった。友人として付き合いたいというサラの希望を、ジェイクは理解してはいたが、彼女を求めていた。結婚を望んでいるというジェイクの言葉に、サラは翌朝まで返事を待って欲しいと答えた。しかし、夜半雷が鳴り響き、怯えるサラを腕に抱いた時、ジェイクの自制心は崩れる。初めてだと言うサラの言葉にジェイクは一瞬怯んだが、サラはやめないでと懇願し、二人は一線を越える。サラは結婚を承諾した。


一目惚れしたシングルマザーを、慎重に射止める話。