188 罪深い真実 アン・メイザー

罪深い真実 (ハーレクイン・ロマンス)

罪深い真実 (ハーレクイン・ロマンス)

イゾベルは隣家で、ピアズの親友ジェイクと出会い、恋に落ちた。イゾベルの母は、孤児で財産もないジェイクとの結婚に反対だったが、二人は結婚し幸せな日々を過ごした。ある日、イゾベルは母の屋敷で泥酔し、目覚めた時ベッドにピアズといることに気付いた。彼女を迎えに来て、それを目にしたジェイクは、ここに来る度に浮気をしていたと疑った。その直後妊娠がわかったイゾベルはジェイクの子供だとジェイクに言ったが、彼は信じなかった。ジェイクは別居を決め、イゾベルは母の屋敷で娘を産んだ。11年後、ジェイクは交際中の恋人と結婚するため、イゾベルと離婚しようと決意した。別居してからジェイクの事業は成功し、彼は大金持ちになっていた。決して少なくない生活費を渡しているのに、イゾベルの生活は質素すぎる気がした。久しぶりに会ったイゾベルはやつれてはいたが、いまだジェイクの官能を刺激した。ジェイクは、イゾベルの母が手術を受け、入院していることを知った。イゾベルは母が余命幾ばくもなく、故郷の屋敷で死にたがっていることを話した。その忌まわしい屋敷は、母がイゾベルの近くに引っ越して来て以来、荒れ果てるままになっていた。管理人はいるものの、彼らは年老いて、どの程度管理されているのか怪しいものだった。母の手術の費用のため、車を売り払っていたイゾベルにジェイクは、屋敷まで送ろうと申し出た。屋敷は想像以上に荒れ果てていた。ジェイクは、自分を裏切った女を憎みながらも、彼女を守ってやりたいという相反する気持ちに悩んだが、屋敷を住める場所にする手伝いを手配した。早朝、ジェイクが置いていった札束を持って、イゾベルがジェイクの泊まる部屋を訪れる。イゾベルはお金を部屋に投げ込み、逃げ帰るつもりだったがジェイクに部屋に連れ込まれて、二人の情熱が燃え上がってしまう。ジェイクはイゾベルに身を沈め、彼女こそ、自分のただ一人の女だと確信した。
逃げ帰ったイゾベルを追って、ジェイクが屋敷に着いた時、ピアズが来ていることを知る。イゾベルの母とピアズは声を荒げ、イゾベルは取りなそうとしていた。イゾベルの母は言った。あの日、イゾベルを酔わせ、ジェイクの車が来たことを確認して、ピアズにイゾベルのベッドに入るように言ったのは自分だと。母は裕福な男とイゾベルを結婚させ、屋敷を存続させようと目論んでいたのだった。ショックのあまり、イゾベルは車に飛び乗り走り去ってしまう。母はイゾベルが妊娠していることを知っていたら、こんなことはしなかったと言った。イゾベルの言葉を信じなかったジェイクにも責任はあると。三週間、イゾベルの消息は掴めなかった。突然帰って来たイゾベルは、そこにジェイクがいることに驚いた。怒って問い詰めるジェイクに友人の家にいたと答えたイゾベルはジェイクの真意がつかめなかった。ジェイクは離婚したくないと言った。イゾベルが許せるなら、家族として生活をやり直したいと。イゾベルは安堵し、ずっと愛し続けていたことを告げた。


とんでもない婆さんだよねぇ。結構ホットです。
「この女は僕のものだ。僕の女だ。」って、どきどきしちゃった!