609 美しき船出 アン・マカリスター

美しき船出 (ハーレクイン・ロマンス)

美しき船出 (ハーレクイン・ロマンス)

  • 作者: アンマカリスター,Anne McAllister,松本果蓮
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 新書
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タリーは父から買収した会社の社長を務めるようにと指示され、やっと父が自分の経営能力を認めてくれたと喜ぶが、出社して父の思惑を理解する。危険なほど魅力的なエリアスは、自分の夢をあきらめ、倒産寸前だった会社を不眠不休で立て直し、今度は、家族伝来の屋敷を守るため二年の約束で会社に留まるようにという要求を呑んでいた。親に結婚相手をあてがわれる趣味はない。タリーは仕事をそつなくこなそうと努めるが、ハンサムすぎるエリアスへの渇望が芽生えていく。エリアスもまた、タリーの聡明さ、優しさに惹かれていった。出社途中に、タリーが自動車事故に遭ったことが二人を急速に近づけ、やがて二人は夜を共に過ごすようになった。だが、一度目の結婚で手痛い被害を被っていたエリアスは、タリーに愛していると言うことができず、タリーは姿を消す。
タリーの兄からタリーの言葉を聞いたエリアスは、自身の臆病さに気付き、彼女に愛していると伝えるために彼女を捜し始める。
ウィーンのパン屋の店先で、エリアスは、やっとタリーに愛していると言い、二人は結婚を誓った。


ずっと愛していたのに、愚かな僕は言えなかった。怖かったんだ。愛を信じなければ傷つくこともないと思ってきた。でも、それは間違いだった。・・・・素敵ね。