祖父の勧めで、祖父の親友の孫との結婚を承諾したカーリは、式前日に祖父が亡くなったことで我に返る。会ったこともない相手と結婚などすべきではない。決意したカーリは式当日、ニコのオフィスに出向き、結婚はしないと宣言する。花嫁に逃げられた男という屈辱を受けて、ニコは復讐を誓った。ニコは屋敷の修復を餌にカーリを誘い出し、カーリを精神的に痛めつける。しかし、二人は惹かれ合ってしまう。カーリは次第に結婚を取りやめたことを後悔するようになった。ある日、ニコの親友が訪れ、滞在することとなり、彼はカーリに好意を抱く。こんな素敵な男性に言い寄られて悪い気はしない。だが、カーリの心にはニコがいた。リースはディナーの席でカーリにプロポーズし、葛藤の末カーリはイ
エスと答えた。翌朝、カーリはリースを捕まえ、イ
エスと言ったのは間違いだと教えたが、その時はもうニコは傷心を抱え旅立った後だった。置き去りにされたカーリは、彼を忘れようと努力した。屋敷のオークションには行かないつもりだった。しかし、直前になってカーリは衝動的に飛行機に飛び乗った。ニコに一目会いたい。だが、会場で彼を見たカーリは、自分が失ってしまったものの重大さに気付く。庭を彷徨い、雨の中ブランコに腰かけて、カーリは自分を罵った。ニコはカーリに気付いて追って来た。彼はカーリの写真を見て恋をしたと言い、再度プロポーズする。愛されている。カーリは何度もイ
エスと答えた。
昔、読んだ作品で、結婚はしてるけど、別居してて、用事がある時だけ呼び出される妻に、裕福で成功者の夫っていう設定の本、もう一度読みたいんだけど、作者も題名もわからないの。冒頭は、夫の秘書から妻に電話が来る所から始まるはず。二人は昔からの知り合いで、彼女の窮地を救うために結婚したみたいなんだけど、彼女はどうして彼が自分と結婚したのかわからない。なのに、突然彼は彼女にドレスを着せ、自分に同伴することを求める。それが、ただの紙上の関係から、別の関係に変化させて行くんだ。どなたかご存じでしたら、教えてくださいませ。
