403 身勝手な求婚 サラ・ウッド

身勝手な求婚 (ハーレクイン・ロマンス (R1928))

身勝手な求婚 (ハーレクイン・ロマンス (R1928))

リンダは裕福なヴィットーレを罠にかけ、妻の座を射止めたが、周囲が受け入れないことを恨み、ヴィットーレを苦しめるために息子を連れて姿を消す。イギリスに帰ったリンダは、義母の宝石と夫婦名義の預金で贅沢な暮らしを始めるが、やがて負債が膨らみ、最後には薬物の過剰摂取で亡くなる。同じ養父母の元で育ったヴェリティは警察から連絡を貰って、仕事も生活も投げ打って、甥リオの面倒を見ることになった。同じく、知らせを受けたヴィットーレは一年二カ月行方がわからなかった息子を迎えるため、イギリスに向かう。ヴィットーレはヴェリティに惹かれる自分に戸惑った。リオは精神的に不安定になり、ヴィットーレを受け入れようとはしなかった。リオに対するヴィットーレの愛情を見て、ヴェリティは胸が締め付けられる。二人はリオを自分のものにしたいと思いつつ、お互いの気持ちを持て余す。裕福でプレイボーイのイタリア男性に傷つけられたくはない。だが、ヴィットーレを知るにつけ、彼に惹かれる気持ちは止めようがなかった。リオは次第に父親を受け入れ始め、ヴェリティは自分の役目が終わりに近づいていることに、悲嘆を感じる。リオが居るべき場所はこの家なのだ。二人を愛しているが、自分を貶めることはできない。立ち去ろうとしたヴェリティにヴィットーレは愛する女性を失おうとしていると言った。彼は私を愛しているのだ。歓喜するヴェリティはヴィットーレに愛していると告げ、二人は結婚を誓った。


リンダの話でこの歌を思い出したよ。