471 罪深き変身 リン・エリス

罪深き変身 (ハーレクイン・アフロディーテ)

罪深き変身 (ハーレクイン・アフロディーテ)

母が亡くなった後、ケイトは愛してくれない父に失望し、遠くから見つめ続けていたミッチに気持ちを伝えることもなく町を出た。10年後、ケイトは同窓会に出ることを決めたが、父は再婚して新しい家族を作り、生家にケイトの部屋はもはや無かった。涙に霞む目で運転していたケイトは、ハンドルを切り損ね、側溝にタイヤを奪われる。事故の知らせを受けてやってきたのは、警察署長になったミッチだった。ミッチは高校の時からケイトに惹かれていたが、町一番裕福な家の末娘ケイトは、不良だった彼には高嶺の花だった。内気な少女から、大人の女性になったケイトを見て、ミッチは悪い予感を覚えた。大破した車からケイトを運び出し、ミッチはケイトの親友ジュリーの家に送り届けた。ジュリーはケイトが父親のために、優秀な成績を取り、仕事で成功を納めたことを知っていた。何をしても父が振り向くことはないのだ。打ちひしがれるケイトにジュリーは、不良になれと提案する。様々な問題を引き起こすケイトに、ミッチは助けを申し出るが理由を知ることはできなかった。しかし、自分はかつての不良少年ではなく、彼女を求める資格はあるはずだ。二人は高校時代に戻って、二人きりの時間を過ごした。言葉に出ることはなかったが、別れの時が近づいていることを二人はわかっていた。父親は初めてケイトに向き合い、家族にはなれないと告げる。この町には来て欲しくないと。もう二度と帰ることはない。ケイトとミッチは激しく愛し合ったが、さよならは言えなかった。目覚めるとミッチの姿はなく、ケイトはジュリーに別れを告げて仕事に戻った。3週間後、ケイトは妊娠に気付く。私たちには、ミッチが必要だ。ケイトを失って仕事も辞めたミッチは痩せて無法者のようだった。ケイトが尋ねると、ミッチは愛していると答えた。ケイトは妊娠したから結婚して欲しいと言うと、ミッチはケイトの気持ちを聞いてないと言った。ケイトはミッチをずっと前から愛していたことを打ち明けた。


似たような話を読んだ気がする・・・。高校時代の恋が実る話です。