402 誘惑の千一夜 リン・グレアム

誘惑の千一夜 (ハーレクイン・ロマンス (R1924))

誘惑の千一夜 (ハーレクイン・ロマンス (R1924))

ポリーは幼馴染のクリスに恋していたが、クリスがポリーを女性として見てくれたことはなかった。父親は贅沢な生活の末、負債を抱え、昔の約束事を思い出す。ダレインの王は父との約束を忘れておらず、長女を娶る代わりに、多大な支度金を提示した。両親は娘が皇太子妃となることに歓喜したが、ポリーは家族を路頭に彷徨わせることを恐れ、承諾するしかなかった。ラシッドは先妻が精神を病み、それが元で亡くなったことを悔やみ、乗り気ではなかったが、ポリーに会って気が変わる。男らしいラシッドに、ポリーは動揺し、やがて、クリスに感じていたものが愛などではなかったことに気付く。初めてラシッドに欲望を呼び醒まされて、ポリーは抵抗するが、ラシッドは強引な態度で、理性を打ち破り、彼女を自分のものにする。昼間、いくら彼を避けても、夜には拒むことができない。自己嫌悪を感じるポリーは、ことごとくラシッドに逆らうが、いつもラシッドの思うがままだった。ラシッドを知るうちに、ポリーは彼を愛し始める。しかし、ラシッドは無精子症であることで、彼女に子供を持たせられないことを悩み、離婚を口にする。お互いがいればいい。そう思っていたポリーだったが、ある日妊娠を告げられる。喜ぶポリーに、ラシッドは彼女が誠実ではなかったと責めた。激怒したポリーは彼を許さないと誓ったが、二日後、ラシッドは彼女の前に膝まづいた。最初の妻の嘘を10年信じ続けていたラシッドは、亡き妻の主治医から話を聞き、罪悪感から解き放たれる。そして、ポリーに永遠の愛を誓った。


こんな話も、結構多いね。