351 サマー・オブ・ラブ

サマー・オブ・ラブ―恋人たちのシエスタ (MIRA文庫)

サマー・オブ・ラブ―恋人たちのシエスタ (MIRA文庫)

  • 作者: リンダハワード,リンダ・ラエルミラー,ジェニファークルージー,Linda Howard,Linda Lael Miller,Jennifer Crusie,沢田由美子,高田映実,内海規子
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2009/06/15
  • メディア: 文庫
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愛していると伝えたいーリンダ・ハワード

サクソンは秘書として雇い始めた時からアンナを求めていた。ある日、自制心が崩れた二人は、オフィスの中で激しく抱き合い関係を持ってしまう。サムソンはアンナに秘書か愛人かを選べと告げる。アンナは出会った時から彼に惹かれ、愛してしまっていた。アンナは愛するあまり、主義を捻じ曲げ愛人となった。しかし、二年後避妊に失敗して妊娠してしまったことで、二人の関係は変わる。アンナは彼を別れ、一人で産み育てる決心をするが、サムソンはアンナと別れることなどできなかった。母親に捨てられ、里親の元で育ったサムソンは、自分の子供にそんな思いをさせたくなかった。サムソンは結婚すべきだと言ったが、アンナは承諾することができなかった。彼を愛している。だが、愛を知らずに育ったサムソンと幸せになれる保証はない。サムソンの生い立ちを聞いたアンナは、彼の里親に会いに行こうと思い立った。エミリンはアンナにサクソンの話を聞いて涙ぐんだ。アンナは頑ななサクソンにエミリンに会いに行くよう諭し、二人は彼女の家に向かった。車を降りたサクソンはエミリンを見て、凍りついたようになった。エミリンは彼が初めてやってきた時のことを思い出した。あの時、彼を怯えさせないように歩み寄らなかったのは間違いだったのだ。エミリンは両手を広げ、サクソンに走り寄った。そして、「私の息子、愛しい息子」とつぶやきながら彼を抱きしめた。サクソンは義母の愛を初めて信じた。そして、アンナを引き寄せ、最愛の二人の女性を抱きしめた。


熱いふたりーリンダ・ラエル・ミラー

企画に浪費が多いと財務アドバイザーを付けられたエミリーは、新しいプロジェクトに不可欠な資金を得るため、なんとか彼を説得しようと試みる。ハンサムでセクシーなリチャードはエミリーに惹かれ、彼女をデートに誘うが、人の話を全く聞こうとしないリチャードにエミリーは怒りを覚える。恋に落ちたことを認めたエミリーは、彼にわからせるために、逆に彼の話を無視して、それが相手をどんな気持ちにさせるかを知らしめた。リチャードは自身の欠点に気づき、彼女の企画に協力して、彼女を射止める。


恋人たちのシエスタージェニファー・クルージー

オリヴィアは車が故障し、迷子になっているところを見つかり、誘拐されてしまう。目覚めたオリヴィアは、家の主人から彼女を買ったと言われるが、彼は元気になったら出て行っていいと告げる。エステバンはオリヴィアに惹かれていたが、手に入れることはできないと思っていた。オリヴィアは次第に彼を愛し始め、二人は恋人になった。エステバンは自分に復讐しようとしている敵がいることに気付いていた。景色に見とれて迷子になったオリヴィアは、その敵の手に落ちる。エステバンは、その館に忍び込み、敵を倒し、彼女を救い出す。


サクソンとエミリンの再会シーンはちょっと泣いちゃったわ。私なんて、息子を抱きしめ過ぎて、足蹴にされてるわよ!