397 愛を見失う前に ミランダ・リー

愛を見失う前に (ハーレクイン・クラシックス)

愛を見失う前に (ハーレクイン・クラシックス)

ジュディスは、婚約者サイモンの友人アレックスに出会い、戦慄を覚える。今まで感じたことのない気持ちにさせる男を危険と判断したジュディスは、彼と距離を置こうとするが、頼りのサイモンは現れず、二人は求め合ってしまう。しかし、それをサイモンに見つかり、激怒したサイモンは、酔ったまま車で走り去り事故を起こし命を落とす。罪悪感を感じたものの、ジュディスはアレックスと恋に落ちたことを確信していた。待っていて欲しいというアレックスの言葉を信じていたジュディスを訪ねて来たのは、アレックスの妹だった。カレンはサイモンに恋をし、彼に身を捧げ、妊娠したあげく、捨てられ中絶していた。それを知ったアレックスは、サイモンに復讐をしたとカレンは信じていた。ジュディスはアレックスに利用されていたことに気付く。愛されていた訳ではなかったのだ。傷ついたジュディスは、アレックスを忘れ、仕事に生きようと決意する。7年後、ジュディスは看護していた婦人を看取り、その息子にプロポーズされる。穏やかな人生が送れるかもしれない。申し出を受けたジュディスは、レイモンドと幸せになろうと思った。しかし、パーティの招待客の中に、アレックスを見つけて、怒りと恐怖を感じる。アレックスはジュディスが金目当てに結婚すると決めつけ、嘲ったが、アレックスに反応するジュディスの身体に気付いて、レイモンドと別れて自分のものになるように要求した。罪悪感と嫌悪で萎えそうになる気持ちを、奮い立たせ、ジュディスはアレックスに立ち向かった。誤解は解けるが、アレックスがジュディスの幸せを祈って立ち去ろうとした時、アレックスは病に倒れる。看護婦として、ジュディスは彼の看護をせざる得なかった。完治した時、アレックスはジュディスに間違った結婚をさせはしないと決意していた。アレックスはジュディスを誘惑し、ジュディスは拒むことなどできなかった。ジュディスはレイモンドを傷つけてしまうことに気付き、荷物をまとめて逃げ出す。しかし、空港に向かうタクシーの中で、間違いに気付いた。自分の口からレイモンドに言うべきだ。それに、やはりアレックスを愛している。しかし、戻ってみると、レイモンドは彼の秘書と交際を続けていたことを知らされる。そして、迎えたアレックスの顔に、彼女への愛を見た。


一目惚れした二人は、7年を経て結ばれるという話。へーーーって感じでした。