277 疑惑の果てに ダフネ・クレア
- 作者: ダフネクレア,Daphne Clair,泉由梨子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 1999/08
- メディア: 新書
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5年後、二人はパーティーで偶然再会する。ショルトーは再婚すると言って、婚約者をタラに紹介した。
ショルトーは父のDVで母を亡くした。そして、その父の血が自分に流れていることを恐れていた。そして何より自分に自制心を無くさせるタラを憎んだ。しかし、狂おしいほど、いまだに彼女を愛していることをショルトーは知った。彼女を遠ざけたのは、彼女を殺してしまうかもしれないと思ったためだった。彼女に目を向ける男性への凶暴な衝動と、正気を失うほどの彼女への欲望。夜ごと悩ますタラの思い出に、婚約者への不義を感じてショルトーは結婚はできないと悟る。しかし、婚約者はフライトの事故で亡くなってしまう。ショルトーはタラの同情を跳ねのけたが、彼女を求める気持ちには逆らえなかった。タラは完全にショルトーを失ったと知りつつ、それでも彼を愛し続けていた。ピクニックの手伝いを頼まれたタラは、ショルトーも来ていることに気付いた。その帰り、タラは初めてショルトーにあの問題の日の弁明を許された。若かった故の過ち。ショルトーは胸に抱えてきた思いをすべてタラに告白した。そして、タラを取り戻したいと言った。ずっと愛していた、これからも愛し続けると。タラは幸せに包まれ、キスしてと言った。
情熱的な男性って素敵です。ホット度は低いですが、ショルトーの激しさにどきどきしますよ。