278 プリンスとの夜 ホリー・ジェイコブズ

プリンスとの夜 (シルエット・ロマンス)

プリンスとの夜 (シルエット・ロマンス)

カーラは公園で出会った男性に惹かれ、誘われるまま一夜を共にしてしまう。翌朝、目覚めたカーラは一人残されたことを知り、遊びだったのだと思った。しかし、数週間後カーラは名前も素上も知らない男性の子供を身ごもったことを知る。誰にも打ち明けぬまま、カーラは友人の結婚式の手配を頼まれ友人の国に向かった。空港に降り立ったカーラは迎えに来た男性を見て気を失った。子供の父親は友人の兄で、この国の王子だったのだ。非難するカーラにミハエルは朝食を買いに行った間にカーラが姿を消していたことを告げ、彼女を探していたことを打ち明けた。城に滞在しながら、カーラはミハエルを避け続けたが、ミハエルはカーラが妊娠していることに気付き、自分の子供だと言った。結婚すべきだと言われたカーラは拒絶した。義務感から結婚などして欲しくない。カーラは一つの言葉だけを待っていた。ただ、愛していると言って欲しい。しかし、ミハエルの口からその言葉が出ることはなかった。カーラは自国で子供を産み育てるつもりでいたが、ミハエルの子供への愛情を感じ、彼の傍で育てることを決心する。スキャンダルを防ぐために、別の男性との子供だと偽り、名付け親として会いにくればいいというカーラの提案をミハエルは気に入らなかった。愛だけが結婚の条件だというカーラの言葉に、ミハエルはカーラに愛されていないと思い込んだ。両親に相談に行ったミハエルは母からの助言を得、カーラに考える時間をあげようと決心したが、カーラには彼女への興味を失ったと見えてしまう。二人のすれ違いを解決したのは一組みのカップルの誕生だった。やっとミハエルの口から聞きたかった魔法の言葉が出、カーラはプロポーズにイエスと答えた。


わざわざ言わなくてもわかっているだろうと思ってる男と、言って欲しい言葉を聞き出すことができない女の話ですね。よくある話です。ホットじゃないです。