224 傷跡まで愛して ミランダ・リー

傷跡まで愛して (ハーレクイン・ロマンス)

傷跡まで愛して (ハーレクイン・ロマンス)

リーアは交通事故で、母を失くし、その時に負った傷痕が原因で夫に捨てられた。裕福な家に育った彼女は、働く必要もなく、働いた経験もなかったが、一念発起して受付嬢として働き始めた。彼女が働く会社が買収され新しいボスが来ることを父から聞かされ、新聞を見たリーアはその男の姿に惹かれた。ジェイソンは受付でリーアを見た時、激しい欲望を覚える。リーアが自分に興味を感じていることを感じたジェイソンは彼女を食事に誘うが、リーアははねつけた。後悔したジェイソンは翌日リーアに謝罪するが、リーアが何か不安を抱えていることに気付き、彼女の家を訪ねた。部屋に引き入れたリーアは、自分の太腿に残る傷痕をジェイソンに見せたが、彼はそんなものでリーアの美しさは損なわれないと答えた。リーアはそれでもジェイソンに求められると確信が欲しかった。ジェイソンはいまだ亡き妻を愛していた為、自分はリーアに相応しくないと思ったが、傷ついた彼女を置いて去ることはできず、二人は夜を共にする。翌朝、ジェイソンはリーアに相応しいものを、自分はあげられないと言って去って行った。リーアの父は、ジェイソンを娘の相手として考え、パーティーに招待し、初めてジェイソンはリーアが富豪の娘であることを知った。二人はお互いが欲しかった。リーアは、不幸な結婚の後で、結婚など二度としたくないと嘘をつき、ジェイソンと交際を始めた。リーアは、ジェイソンを愛していた。しかし、知られたら彼は去って行ってしまう。リーアは、本心を日記に書きつづり、ジェイソンには隠し通した。半年後、ジェイソンの秘書とリーアの友人が婚約し、その悲しげな瞳をジェイソンは失敗した結婚を忘れられないのだと判断した。ジェイソンの苛立ちを感じたリーアは、彼が自分と別れたがっていると察した。リーアの口から出た愛しているという言葉はジェイソンを驚かせた。リーアの態度からは、全く自分への愛は感じられなかったと彼は言った。リーアは、ジェイソンに日記を投げつけた。ジェイソンはリーアが彼を本当に愛していたと知って喜びに包まれた。ジェイソンはリーアが元夫を忘れられずにいると誤解していたのだった。


ぼちぼちホットです。だけど、日記で解決ってどうよ?ちょっと苦しい展開のような気がするのは私だけかな?