103 世話好きな恋人 ローリー・フォスター

世話好きな恋人―バックホーン・ブラザーズ〈4〉 (ハーレクイン・テンプテーション)

世話好きな恋人―バックホーン・ブラザーズ〈4〉 (ハーレクイン・テンプテーション)

ジョージアは16歳の時駆け落ちをして二人の子供を授かるが、未熟な夫は借金を増やした後親元に逃げ帰ってしまった。夫の裕福な両親からの仕打ちもあり離婚したジョージアは一人で子供を育てようとするが、夫の両親が親権を奪おうと画策していることがわかり、その土地から離れる決心をした。ほぼ同時期父が亡くなり僅かな遺産を相続した母と小さな農場を買って生活を始める。しかし、彼女にできる仕事は選択肢があまりなくバーのウェイトレスとして働く傍らダンサーとして踊って必死で稼ぎ、患っている母と子供の世話、家の整備も一人でやり遂げようとしていた。ある日、酔っぱらい客が騒動を起こさないよう注意を促すためバーの経営者に談判するためにジョーダンがやってくる。ダンサーに触れようとする酔っぱらいをとめようとして喧嘩になり、やってきた警察官に二人は捕縛されてしまった。呼ばれてやってきた郡の保安官はジョーダンの義兄だった。逮捕するつもりはないと二人は車に押し込まれジョージアの家に向かったが家ではジョージアの母が発作を起こしていた。病院に連れて行き子供たちの面倒を見てくれる兄弟にジョージアは戸惑った。ジョーダンは一目見た時から湧き上がる強い欲望に苛まれていた。頼る者のいないジョージアの力になろうとジョーダンは決意するが、二人ともお互いに感じる欲望に罪悪感を感じていた。ジョージアはジョーダンの人柄に触れ自分は彼に値しないと感じてしまうが、ジョーダンの家族から温かく迎えられ気持ちがくじけそうになってしまう。兄弟がことごとく生涯の伴侶を見つけ、結婚に対して拒否していたジョーダンだったが、自分のしていることは限りなく正しいと確信していた。


一目惚れの話。ほどほどにホットです。