421 タンゴは踊れない ミランダ・リー

タンゴは踊れない―プレイボーイの誘惑〈3〉 (ハーレクイン・イマージュ)

タンゴは踊れない―プレイボーイの誘惑〈3〉 (ハーレクイン・イマージュ)

ルシールは熱烈に求愛されて結婚したが、夫はルシールを手に入れた途端に態度を変えた。彼にとって、ルシールはセックスをさせてくれる家政婦でしかなかった。ルシールが妊娠した時、夫を不満を漏らし、流産した時も、思いやりなど全く見せなかった。ルシールは離婚を決意するが、家族は反対した。離婚後、ルシールは皮肉屋になり、男性にときめくこともなくなった。移転コンサルタントとして働くルシールは、ある日、プレイボーイで有名なプロデューサー、ヴァルのアパート探しを依頼される。実物のヴァルは飛びきりゴージャスだった。ヴァルは、ルシールの女を目覚めさせる。ディナーに誘われたルシールは、理性と欲望の間で彷徨い、やがて、一度だけと決意する。お互いを貪り合った二人は、翌朝別れを告げるが、忘れることはできなかった。数日後、ヴァルはルシールに秘密の関係を楽しもうと提案する。二人はヴァルの家でだけの逢瀬を重ねるが、ヴァルは公明正大に付き合いたいと言い始める。プレイボーイの束の間の遊び相手として噂されたくはない。話し合いは決裂し、怒りを抱えて家に戻ったルシールは、ドアの前でひったくりに会ってしまう。謝罪の電話をかけてきたヴァルは、ルシールを愛していると告げ、すぐにやって来た。世話を焼かれ、大切にされてルシールの心は揺れた。彼を信じたい。でも、もう傷つきたくない。臆病なルシールを、ヴァルは心から愛していることをわからせ、二人は結婚を誓う。


最初の結婚に失敗して、氷のプリンセスになってしまった美女の話です。