465 花嫁お届けします バーバラ・ボズウェル

花嫁お届けします (シルエット・ディザイア (D661))

花嫁お届けします (シルエット・ディザイア (D661))

マックは亡くなった兄夫婦の4人の子供を引き取って、途方に暮れていた。一人では、とても面倒見切れない。マックの苦境に、知り合いの牧師が結婚を勧める。マックにぴったりの相手に心当たりがあると言うのだ。初めは笑い飛ばしたマックは、次第にその話が魅力的に思えるようになり、航空券を用意して、彼女を呼び寄せるよう手配した。
カーラは絶望していた。解雇通知を受け取り、恋人どころか友人もいない。猫と二人きりの生活は、文字通りオールドミスのようだ。一時期、母と短い結婚をしていた義父から、休暇に呼ばれて、カーラは嬉しかった。義父が再婚して、血縁関係がない事を理由に父と呼ぶことを禁じられ、家族の輪から外され、カーラは寂しい思いをしていた。だが、カーラを出迎えたのは、知らない魅力的な男性だった。そして、カーラは彼の結婚相手として、呼ばれたことをマックの口から聞かされる。マックはカーラに惹かれた。何としても、自分には彼女が必要だ。カーラは、即座に帰ると言ったが、子供たちの様子に見て見ぬふりはできなかった。個性的な4人の子供たちに、カーラは魅せられ、やがてマックを愛してしまったことに気付く。でも、欲望は永遠には結びつかない。しかし、マックは彼女を絶対に手放さないと告げる。子供の世話をしてくれるなら、誰でもよかった訳ではない。カーラだけが、諦められない相手だったのだと。愛していると言うカーラの言葉に、マックも愛していると答えた。


われ知らず、一目ぼれして、彼女を手に入れるために、突き進んだ後で、遅ればせながら愛していることに気付いたと・・・・?えーっと、なんか阿呆らしいんですけど・・・。