76 ウエディング・ナイト ミランダ・リー

ウエディング・ナイト―ゴージャスな結婚〈2〉 (ハーレクイン・イマージュ)

ウエディング・ナイト―ゴージャスな結婚〈2〉 (ハーレクイン・イマージュ)

フィオーナはフィリップと激しい恋に落ちた。妊娠した彼女に彼は結婚しようと言うが、彼の家で彼の母から拒絶を受ける。下品で白など似合わないと軽蔑され、動揺する彼女は結婚式の日に流産してしまう。嘆き悲しむ彼女に彼の父がこのままではフィリップは不幸になると告げる。彼を愛していたフィオーナは結婚無効を承諾し、フィリップにセックスに夢中になっていただけだと別れを切り出した。
10年後、ウエディングコーディネーターとして成功したフィオーナは共同経営者オーウェンから仕事の依頼の話を聞いて驚いた。それは、フィリップの母からフィリップの結婚式の依頼だったのだ。受けるわけにはいかないとオーウェンに理由を話すが、こんな大きな仕事を逃すわけにはいかないと説得されてしまう。外見が10年前とは大きく変わったフィオーナだったが、優しく思いやりのあるフィリップの母の態度に戸惑う。が、同席したフィリップは即座に気付き「茶番はやめろ。」と言った。仕事はきちんとやるというフィオーナの言葉に母の希望を叶えるため渋々フィリップは彼女を雇うことにする。忘れていたはずのお互いの情熱が目覚め、苦しむ二人だったが許されるものではなかった。フィオーナは彼の妻になる女性が彼を愛していないことに気付いてしまう。そんな結婚をさせるために彼を諦めたわけではないと苦しむフィオーナは10年前の決心は間違いだったのかもしれないと思い始める。挙式後、フィリップの母が花嫁と付添人の抱き合う姿を目にして、彼女たちが同性愛者だったことがわかる。二人を追い出した後、騒ぎを起こさないためには新婚の二人の出かける姿を見せるべきだとのフィリップの言葉にフィオーナは仕方なく従った。そのままハネムーンのためのホテルに向かった二人は激しく求めあった。朝が来て自己嫌悪に陥ったフィオーナは仕事場で泣き崩れる。話を聞いたオーウェンは、フィリップはフィオーナに関心を持っているように見えたことを教え、そろそろ真実を明かす時が来たと告げる。自分の正体をフィリップの母に明かすと、彼女は自分たち夫婦がフィオーナにした仕打ちを話し始めた。フィリップはまさかフィオーナが自分への愛のために自分を諦めたとは思っていなかったのだ。


結構ホットです。だけどさぁ、二回結婚して二回とも結婚無効ってホント呪われてる気がするよ。三度目の正直とはよく言ったもんだ!