タニアは連れて行かれたパー
ティーでレイプ同然に奪われ、妊娠しルーシーを産んだ。必死で働き子育てする彼女に見知らぬ叔母からの財産が転がり込み、相続した家を子供靴専門店として経営することにする。開店準備に追われる彼女の元に一人の男性が訪ねて来て脅迫され彼女は茫然とする。義弟と別れなければ店を妨害するというのだ。ジェイムズの義弟ニコラスはタニアが世話になった弁護士だった。ニコラスは我儘な妻クラリッサに嫉妬させるためタニアを利用したのだった。すぐ誤解を解くようニコラスに迫ったタニアだったがクラリッサもジェイムズもタニアを責めるのを止めようとしなかった。あまりに病的なクラリッサにタニアは精神的に病んでいるのでは・・・と危惧する。ルーシーが誘拐され、それに気付いたジェイムズはクラリッサが精神病であることをようやく理解しタニアに謝罪する。タニアに惹かれていたジェイムズは出会った時から彼女を求めていたことを告白し、二人は夜を共にする。クラリッサを受け入れることができないタニアはジェイムズのプロポーズを断り、愛だけでは足りないと告げる。ルーシーをクラリッサに近づけたくはないし、ジェイムズに義妹を捨てて欲しくもなかった。ジェイムズを失ってタニアはやせ細り、やがて妊娠に気付くがジェイムズが知ればクラリッサより自分を選ぶことがわかっているタニアは店を畳んで別の地へ移ろうと決心する。クリスマス前に戻ってきたジェイムズはクリスマスを我が家で過ごすよう提案し、喜ぶルーシーをがっかりさせることはタニアにはできなかった。ジェイムズの家でクラリッサに再会したタニアは驚愕し帰ろうとするが、クラリッサは別人のようにタニアを出迎える。クラリッサは今まで自分がしてきた過ちと苦悩を告白し、ジェイムズの幸福を何よりも願っていることを話した。クラリッサへの蟠りが解けタニアはジェイムズを受け入れる。
適当にホット。他人の犠牲の上に自分の幸福はないというタニアの涙ぐましい決意には頭が下がります。周りの人間をみんな不幸にしていることをクラリッサが気付いてくれて良かったねぇ・・・という感じです。
