511 フィジーの妖精 アン・マカリスター
- 作者: アンマカリスター,Anne McAllister,高橋庸子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2008/06
- メディア: 新書
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それなら、セイディを伴って赴けばいいのだ。滞在期間だけ、夫婦として振舞うという約束をして、スペンスとセイディはフィジーに向かった。だが、セイディが自分の妻であるという事実は、封印していたスペンスの気持ちを解き放ってしまった。二人は愛し合っていることを確認し合い、素晴らしい休暇を過ごした。しかし、不幸な幼少期を過ごしたスペンスは、子供を持つことに否定的だった。セイディはスペンスが自分自身を愛していないことを指摘し、スペンスは離婚を口にする。決裂した話し合いは、解決することなく、セイディはスペンスの元を去った。
スペンスは祖父の言葉を思い出し、リスクを負えば、自分のなりたい人間になれるのだと気付く。それは、彼女を愛する男、そして、彼女に愛される男だった。セイディの子供の父親になる決意を、やっとスペンスはしたのだった。
愛されて育った子供は、幸せなんだよね。うちの息子さんは、愛されてるのがわかってるから、地震が来た5分後に、無事だメールをよこした!あれがなきゃ、半狂乱だったよ、ホント。その後、すぐに携帯が使えなくなっちゃったからさ。今だ、サバイバル生活してるのは知ってるけど、安心してられるもん。