240 愛という名の苦しみ レベッカ・ウインターズ

愛という名の苦しみ (ハーレクイン・イマージュ (I1602))

愛という名の苦しみ (ハーレクイン・イマージュ (I1602))

ケリーとフィリップは愛し合って結婚した。しかし、ひと月後、ケリーに病院から夫が事故に会ったと知らせが入る。急いで病院に行ったケリーはフィリップから恐ろしい告白を受けた。車に同乗していた女性が彼の子供を身ごもっているというのだった。廊下でフィリップを待つ間に、その女性の叫びがケリーの耳に届く。フィリップを愛しているという言葉はケリーを傷つけた。ケリーは父親に捨てられた記憶から、生まれてくる子供には父親が必要だと決心する。家に戻ったケリーは、彼女と結婚して子供を幸せにして欲しいと手紙を書き、実家に戻り、離婚の書類を彼に送った。しかし、その直後妊娠がわかる。思い悩むケリーの元に、フィリップの親友の妻リーが訪れ、子供を産んだ後女性が亡くなったことを知った。ケリーは離婚の必要が無くなったことに安堵したが、リーはフィリップが自暴自棄になり、離婚するつもりでいると言った。ケリーは愛する夫を取り戻すため、行動を起こした。親友ラウルの助力で山荘にフィリップを連れ出してもらったケリーは、生まれた子供を手に入れるためには妻が必要だと、フィリップを説き伏せた。頑なに拒んでいた祖母に、ケリーは子供をフィリップに会わせて欲しいと頼み、祖母は承諾した。しかし、子供とフィリップが似ていないことに祖母もケリーも気付き、鑑定の必要を感じた。ケリーはフィリップが彼女を許す気がないことを知り、彼を解放することを決め、仕事を探した。ある日、仕事場にフィリップの弁護士がやってきて、フィリップを助けて欲しいと言った。子供はフィリップの子ではなかった。しかし、フィリップは親権を取ろうとしていた。二人は幸せな夫婦を装い、ソーシャルワーカーの面接を受け、裁判に向かったが、実の父親の真摯な言葉に、フィリップは裁判を取り下げ、身を引いた。裁判の後で、ケリーはフィリップに、妊娠していることを告げたが、フィリップはケリーを罵って、飛び出して行ってしまう。途方に暮れたケリーは助言を求めるため、フィリップの妹に電話した。誰にも聞かれないボートの上で、ケリーは全てを話した。何もするなと彼女は言った。考えず、感覚に任せろと。突然、竜巻が近づき、ケリーはボートを必死で操った。親切な老夫婦に助けられた二人は、フィリップに電話した。蒼白な顔でやってきたフィリップは、急いでケリーを家に連れ帰った。二人に言葉は必要なかった。フィリップは
いとおしげにケリーの腹を撫でて、二度と放さないと約束した。


妊娠中毒症で死んでなかったら、泥沼だったねー!可哀想なのは、父親なのに、捨てられちゃった獣医さんだわね・・・。ホットなトコはありません。