313 裏切りの結末 ミシェル・リード
- 作者: ミシェルリード,Michelle Reid,高田真紗子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2006/03
- メディア: 新書
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ある夜、レイチェルに一本の電話がかかる。レイチェルの親友はダニエルが浮気をしていると告げた。電話を切った後で、レイチェルは夫の帰りが遅いことや、衣服から漂う香水の香りに思い至り、自分が真実から目を逸らしていたことに気付いた。帰って来たダニエルは否定しなかった。レイチェルは彼を許すことができなかった。ダニエルは関係修復のため、仕事を調整し、家にいる時間を増やしたが、レイチェルは拒絶した。働いたこともなく、家庭に入ってしまったレイチェルは、築いてきたものが崩壊し、自身に自信が持てなくなってしまう。手始めにワードローブを新しくし、髪型を変えたレイチェルは魅力的なエッセイニストと知り合い、彼の教室に通い始める。しかし、女としての自尊心は慰められたものの、彼と火遊びをするつもりは全くなかった。クリスマスが近づき、両親が寝泊まりする部屋がないことに気付いたレイチェルは夫婦の部屋を空けることを決めるが、ダニエルは激怒した。レイチェルはまた妊娠してしまったことに動揺し、ダニエルは大きい家に引っ越すことを提案して二人は相応しい家を見つけた。苛立つレイチェルは子供たちに冷静に対処することができず、双子は姿を消す。ダニエルの会社から双子が現れたことを聞いたレイチェルは初めてダニエルの会社に足を踏み入れた。社長室に飾られたレイチェルが描いた家族の肖像画を見て、レイチェルの心は溶けた。彼をもう一度信じられる。レイチェルは出会った時からずっと愛することを止めたことはないと告げた。ダニエルは安堵し、彼女にキスをした。
心にため込むと、どっかで破綻するんだよね。思ったことははっきり言うことが大事なんだよ。なかなかできないもんなんだけどさ。