215 一夜の後悔 キャシー・ウィリアムズ

一夜の後悔 (ハーレクイン・クラシックス)

一夜の後悔 (ハーレクイン・クラシックス)

秘書の養成学校を優秀な成績で卒業したものの、裕福な家庭に育ったフランセスカは、半年の間仕事にも就かず遊んでいた。父親から半ば強引に面接を受けるように言われたフランセスカは、オリバーの会社で社長秘書として働き始めた。オリバーはフランセスカが甘やかされた子供だと軽蔑を露わにし、二人は反目し合った。オリバーが父から雇用を頼まれたと聞いたフランセスカは、激怒し一人暮らしを始める。引っ越した日、シャンパンを手にオリバーが訪れ、酔いの回ったフランセスカは、オリバーを誘惑したが、オリバーはあしらった。フランセスカは、事あるごとに嘲られながらも、なぜかオリバーを愛してしまっていた。しかし、ある日、フランセスカは、オリバーに誘惑され、一夜を共にしてしまう。何の約束もない身体だけの関係だと言われたフランセスカは、オリバーの婚約者がフランセスカの友人と付き合い始め、婚約を解消したことを知った。身代わりだったのだとフランセスカは気付き、オリバーに愛されることはないのだと絶望する。妊娠に気付いたフランセスカは退職した。父の落胆を思って、何もできないフランセスカに、妊娠に気付いたオリバーは結婚するしかないと告げた。愛のない結婚はしたくないとフランセスカは思っていたが、生まれてくる子供と、愛する父のために承諾した。便宜上の結婚だと、フランセスカは結婚式もハネムーンもしたくないと言うが、オリバーに押し切られ、式の後二人はカリブに向かった。どんなに望んでも、一番欲しいものは手に入らない。フランセスカは自身を守るため、初夜を拒絶した。しかし、オリバーに感じる欲望はフランセスカを裏切ろうとする。動揺したフランセスカは夜の闇に駆けだした。追って来るオリバーを振り切ろうと、フランセスカは階段を踏み外し、下まで転がり落ちた。出血があることに気付いたオリバーは医者を呼ぶが、流産したかもしれないと言われ、二人は凍りついた。フランセスカは、子供がいなくなれば、結婚している意味はないと言い、オリバーは、結果がどうあろうと自由にしていいと答えた。幸運なことに、流産はしていなかった。フランセスカは、弁護士を立てて、帰ってから話し合いましょうと言ったが、オリバーはフランセスカを浜辺に連れ出した。オリバーは、絶対に離婚はしないと言った。オリバーは、フランセスカが身も心も自分のものだと確信したかった。フランセスカが疑いを口にした時、愛していたのはフランセスカだけだったと言った。


こんな男を、何で愛せるわけ?貧乏に育った僻み根性丸出しじゃん!最後になって、やっと少しだけ素直になったけど・・・。あんまりホットじゃないです。