214 セクシーな遺産 ミランダ・リー

セクシーな遺産 (ハーレクイン・クラシックス)

セクシーな遺産 (ハーレクイン・クラシックス)

母に自分は孤児だったと言われ、他に身寄りがいないと思って育ったジェシカは、仕事場に突然伯母と名乗る女性が現れ驚く。ルーシーと名乗る女性はジェシカを悪霊を見るような表情で眺めた後で姿を消した。ジェシカは母の親族の事を知りたいと思い、行方を知ろうとするが見つからなかった。しかし、二ヶ月後、弁護士が訪れ、伯母が亡くなり、ジェシカに全ての遺産を残したことを知った。条件はただ一つ。ジェシカがルーシーの屋敷に一カ月滞在することだった。ただし、屋敷に滞在するスレイドという男性は無料で引き続き住むことになっていると。ジェシカはその男性がルーシーの愛人ではなかったのかと推測した。ジェシカは一カ月の休暇を貰ってノーフォーク島へ渡った。素晴らしい屋敷に感嘆したジェシカは戸口に立つ男性の姿に驚愕する。あまりにもハンサムでセクシーな外見にジェシカは欲望が湧きあがり、苛立った。軽蔑をあらわにしたジェシカの態度にセバスチャンの対応は冷ややかだった。二人は反発し合い、居心地の悪さを感じた。ジェシカはセバスチャンに欲しいと言われ戸惑ったが、自分が感じていた欲望を彼も感じていたことに安堵し、同禽することを承諾する。二人は素晴らしいセックスを楽しみ、いつしかジェシカはセバスチャンを愛していることに気付いた。ひと月後、ジェシカは屋敷を売ることを止め、この家に定住しようと思っていた。しかし、秘書との会話を盗み聞きしたセバスチャンはジェシカが秘書と関係を持っていたと責め、自分を信じないセバスチャンに激怒したジェシカは、家を売却すると決断する。シドニーに戻ったジェシカは仕事に情熱が感じられず、家を売ったことは間違いだったと後悔していた。ホテルに滞在する客に呼ばれていると言われたジェシカは、その部屋に向かうが、そこで待っていたのはセバスチャンだった。ルーシーの屋敷を買い取ったのは彼だったのだ。償いのために、家をプレゼントするというセバスチャンに、欲しいのは彼自身だとジェシカは言った。セバスチャンは、ジェシカを抱きしめ、自分の妻に、自分の子供たちの母親になって欲しいと言った。


ジェシカの母は、ルーシーの夫と愛し合い、ジェシカをもうけた。ルーシーが身を引いて結婚を止めていれば、こんな悲劇はなかったかもしれない。彼女の夫はジェシカの母を妊娠させたことで、精管切除を行い、妻に隠れて遊んでいたのだ。そのため、ルーシーは愛する夫の子供を作ることができなかったのだから。その悲劇と、セバスチャン自身が妻に裏切られたことも、ジェシカには不利だった。ちょっとホットかな?


三日間、すごく忙しかった!昨日は午前様だったし・・・。今日は夕方からちょっと仕事したら、明日は休みだぁ!嬉しいな・・・。