392 招かれざる恋人 ミランダ・リー

招かれざる恋人 (ハーレクイン・ロマンス (R1901))

招かれざる恋人 (ハーレクイン・ロマンス (R1901))

一人で静かな休暇を過ごすために、エープリルは伯父の別荘を訪れたが、隣の別荘に滞在者がいることを知って、戸惑う。彫刻家のヒューは、不幸な事故によって失明し、そのため婚約者に捨てられていた。一目でヒューに惹かれてしまったエープリルは、彼の役に立ちたいと思い、次第に気持ちは加速していく。ヒューは間近に迫った眼の手術に神経質になり、気難しかったが、エープリルの無邪気な優しさと温かさは、ヒューに慰めを与えた。しかし、ヒューは、若いエープリルに相応しくないと、エープリルと距離を置こうとする。手術は成功し、ヒューは光を取り戻した。それと同時に、かつての婚約者も戻ってくる。もう自分の出番はない。エープリルはこの恋を諦める決心をした。
ヒューの展覧会が開かれることを知って、出かけたエープリルは、ヒューに再会し、彼も自分に惹かれていることを知った。二人は一夜を共にするが、ヒューはエープリルの愛を信じてはいなかった。永遠が欲しいエープリルは賭けに出る。妊娠したことを告げると、ヒューは怒りを露わにしたが、エープリルの言葉を聞いて壁が崩れる。愛し合う二人には結婚が相応しいのだと。


二十歳のバージンと失明した彫刻家の恋物語