136 幸せな別れ サラ・クレイヴン

幸せな別れ (ハーレクイン・ロマンス)

幸せな別れ (ハーレクイン・ロマンス)

ジェンナは13歳の時初めてロスに会った。21歳のロスをジェンナとクリスティはティーンエイジャーの幼い恋心から誘惑のきっかけを掴もうとするが、ロスはほどなく姿を消した。大学を卒業して画廊に勤め始めたジェンナは展覧会でロスと再会し、二人は一瞬で燃え上がった。そのまま彼のフラットに連れて行かれたジェンナはプロポーズされて承諾する。周囲の人々からあまりに性急すぎると反対されるが二人の気持ちは変わらなかった。両親を亡くし伯父夫婦に引き取られて育ったジェンナは自分の家庭を築きたいと焦るあまりに、まだ二人きりの生活を楽しみたいというロスの言い分を聞かずに勝手にピルを捨て妊娠した。無言電話、シャツに染み込んだ香水、妊娠をロスが喜ばなかったこと。多くの不協和音がジェンナの神経を蝕んでいった。画廊で階段を落ち流産したジェンナは寝室からロスを追い出してしまう。ロスが仕事で留守にした数週間ジェンナは自分たちの結婚生活を救うため行動を起こさなくてはと決心して、空港に彼を迎えに行った。待つジェンナが見たのは他の女性と抱擁しキスを交わすロスの姿だった。家に戻ったロスにジェンナは彼女と寝たのかと聞くと彼は認めた。ロスは家を出て行き二人は離婚した。
三年後、クリスティの花嫁付添人になるため、故郷に戻ったジェンナはロスが帰っていることを知らされる。いまだに血を流し続ける胸の傷にジェンナは動揺した。心を静めるため向かった海岸でジェンナはロスに声をかけられる。ロスは結婚式が終わるまで休戦しようと言った。友人の為に承諾したジェンナだったが結婚式のリハーサルで花婿の横に立つロスを見て耐えられないと逃げ出してしまう。追いかけてきたロスは問題を解決すべきだと言った。二人にとってお互いが唯一無二の相手なのだと、二人は確認し合い許し、結婚を決める。


あまりに暗い話です。どろどろです。ちょっとホットなとこもありますが、暗すぎて気分が悪くなるかも・・・。