262 逃げてきた花嫁 ジャネール・デニソン
逃げてきた花嫁 (ハーレクイン・イマージュ (I1520))
- 作者: ジャネール・デニソン,飯田冊子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2002/03
- メディア: 新書
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ギャレットは21歳で、騙されて結婚したことで女性とは距離を置いた生活をしていた。妻が彼とは血のつながりのない娘を産んだことで結婚は崩壊したが、ギャレットは娘を愛した。場末のバーでウェディングドレスに身を包んだジェンナを見た時、ギャレットは関わりたくないと思ったが、彼女の安全のため、彼女を自宅に連れ帰って寝かせた。二人は惹かれ合ったが、ギャレットは抵抗した。ジェンナがバーで働き始めたことを知って、店に出かけたギャレットは彼女を誘惑しようとする男たちに腹を立て、強引に店を辞めさせてしまう。ギャレットの会社で事務を引き受けていた妹の臨月が近づき、家族からジェンナを雇うよう言われて、ギャレットは何とかジェンナを遠ざけようとするが、お互いを求める気持ちは強かった。抵抗に疲れ、ギャレットはジェンナと交際することを決心した。ジェンナは深入りする前に、結婚式から逃げた理由を話さなければいけないと思ったが、なかなか切り出すことができずにいた。デートの帰り、ギャレットの家でジェンナは告白できないまま、彼に抱かれた。しかし、翌朝帰ってきた弟がカタログを兄に見せたことで、ギャレットはまた騙されたと思いこんでしまう。バージンを捧げたことで結婚させるつもりかと尋ねられたジェンナは愛したという気持ちだけは真実だと言って立ち去った。カタログの噂は村で数日ささやかれたが、ジェンナは村に住み続けていた。ギャレットはジェンナが怯え、話せなかったことを責めることは間違いだと気付く。ギャレットはジェンナに許しを乞いプロポーズするため、彼女の家に向かった。
お伽話のハッピーエンドを望んでいた娘は、たた一度の過ちのために全てを失い、途方に暮れる。酔い潰れる彼女を助けたのは、光る鎧を身にまとった義侠心の塊のような男性だった。うーん、絶対に、こんな男はいないと思うよ。