137 オークション・ブライド エイミー・J・フェッツァー

オークション・ブライド (シルエット・ディザイア (D875))

オークション・ブライド (シルエット・ディザイア (D875))

アレックスは女性に深入りしないことを信条としていたが、同伴を3回したことで結婚を仄めかされ危機を感じていた。オークション会場で数日後に控えているパーティーの女主人役を彼女に頼まなくていい方法を見つけ即座に競り落としてしまう。
マディソンはワイフ社の代表として競りに賭けられた。ワイフ社は本来主婦が行うべき事項を代替わりとして行う会社だった。マディソンは弟妹の為にお金が必要だったから引き受けたのだったが、まさか独身貴族として名高いアレックスが雇われ妻が必要だとは思わなかった。
50人を招待するパーティーで、準備が一週間もない状態だったがマディソンは完璧に成功させた。アレックスはマディソンに惹かれる気持ちを感じていたがマディソンは顧客と雇われ者という距離を保っていた。
アレックスは父が亡くなる前、いつか父の会社を取り戻すことを約束していた。そのチャンスが訪れアレックスは躍起になるが、会社の持ち主アンガスは家族経営賛成論者で独身の男に会社を委ねたくないことを暗に匂わせた。焦ったアレックスは結婚していると口走ってしまう。ワイフ社に赴き依頼を口にしたアレックスはマディソンからにべもなく拒絶された。金銭で動く人間ではないと判断したアレックスはマディソンに父との約束を話した。渋々アンガスとの会食をマディソンは承諾するが、アンガスは結婚40年目の誓いを新たにする会への招待を口にした。真実を話せとマディソンは詰め寄ったが自分がアレックスに惹かれていることは理解していた。結局、二人はアンガスの別荘へ滞在し情熱的な日々を過ごした。帰ってからも二人の関係は続いたが、ある日マディソンは自分がアレックスの愛人の一人にすぎないことに気付いて去っていく。アレックスはマディソンのいない空虚な人生を打破するため行動を起こす。彼は往来に大きな看板を掲げマディソンを愛していること、結婚を望んでいることを行き交う人々に知らせ彼女から手を引く気がないことを公開したのだった。


結構ホットです。