６０２ 永遠の絆に守られて リンダ・ハワード

永遠の絆に守られて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

純血種のヴァンパイア、ルカは反逆が行われつつあることを知らされて、友人の元に急いだが、彼は既に殺された後だった。報復と計画の阻止を心に誓ったルカは、一人捜査を始めるが、友人を手にかけた男が、人間の女性を襲っている場面に出会い、彼女を助けることとなる。クロエとルカは惹かれあい、ルカはクロエを守ることを決意する。クロエはコンデュイットであり、ウォリアーを償還することが役目であったが、長い歴史の中で忘れ去られていた。
反逆者のヴァンパイアたちは、隠れ住むことに嫌気がさし、表舞台に出て、君臨しようとしていた。
ルカは、闘いを好む性質だったが、脆弱な人間が支配されることを拒むことはわかっていた。
反逆者たちの計画は狂い始め、ルカと志を同じくするヴァンパイアたちとウォリアー、拉致されていた魔女は一丸となって、狼煙を上げる。首謀者は己の危機を知り、逃走するが、その途中でクロエを見つけ、襲った。
クロエは、命が尽きようとしていることを感じて、ルカに自分をヴァンパイアに変えるよう懇願し、ルカと共に永遠の時を過ごすことを決意する。

続編が出そうな終わり方。先が知りたいと思わせてくれました。