211 ハートのささやき ジョーン・エリオット・ピカート

ハートのささやき (シルエット・スペシャル・エディション)

ハートのささやき (シルエット・スペシャル・エディション)

ダナは双子の妹ナタリーに陥れられ、警察に追われる身となった。自身の無実を証明するため、私立探偵を雇い、ナタリーの行方を探っていたが、ナタリーを見つけるまで逮捕されるわけにはいかなかった。当てもなく走り続けていたダナはホワイトホーンという街にたどり着き、身の回りの品物を買うためにコンビニに車を止めた。買い物籠にソーダ缶を加えた時、コンビニに強盗が現れ、店員に銃を突きつけた。強盗は引金を引き、店員が倒れると強盗はダナに銃を向けた。ダナは咄嗟にソーダ缶を強盗に投げつけ、缶が眉間に当たった強盗は崩れ落ちた。銃声を聞きつけたカートはコンビニに飛び込み、強盗を取り押さえた。ダナは放心状態で、カートを強盗の仲間と感違いしたが、カートが警官だと知って逃げなくてはと思った。しかし、駐車場はごった返し、逃げ出すことはできなかった。強盗を刑務所に送るため、裁判で証言して欲しいと言われ、ダナは受け入れるしかなかった。
カートは潜入捜査の際、組織の女に惚れ、騙されて、銃弾を受け、その傷がまだ癒えてなかった。カートはダナに惹かれたが、ダナが何かを隠していることに気付いていた。
ナタリーはダナのコンピューターから機密情報を盗み出し、インサイダー取り引きを行い、その罪をダナに被せ逃げていた。信じてもらえるかわからない話をカートにすることはできなかったが、ダナは救いを求めていた。その救いをカートの腕の中に求めたダナは恋に落ちた。何も話そうとしないダナの態度に、ついにカートはシカゴ市警に情報を求め、事件を知った。利用されただけだと決断した後、ダナが銃で狙われ、カートはダナの真実に気付いた。全てを闇に葬るために、ダナは命を狙われているのだ。カートはダナが雇った私立探偵と連絡を取り、ナタリーがダナの家に現れると推測した。狙撃者はカートの家の庭で捕縛され、連絡を受けたシカゴ市警にナタリーは逮捕された。無実を勝ち取ったダナにカートはプロポーズしたが、ダナは大変な思いをしてなった弁護士を辞める気はないし、この小さな町に企業弁護士の仕事はないと言った。カートは怒って立ち去り、コンビニ強盗の裁判が終わった後も姿を見せなかった。
ダナはシカゴに帰って、元の生活に戻ったが、カートが恋しかった。耐えきれなくなったダナはホワイトホーンに帰ると口走り、戸口を見るとカートが立っていた。カートは迎えに来たと言い、ダナにファイルを見せた。それは、ホワイトホーンの住人の仕事依頼だった。二人は抱き合い、結婚を誓った。


ナタリーが捕まるトコらへんの下りは、あまりにも簡素で、ちょっとがっかり。私の好きな感じの内容だったのにな・・・。ホットじゃないです。