636 ナイト・シールド ノーラ・ロバーツ

ナイト・シールド―続・真夜中のヒーロー〈3〉 (シルエット・ラブストリーム)

ナイト・シールド―続・真夜中のヒーロー〈3〉 (シルエット・ラブストリーム)

ジョーナは12歳で賭博組織を作ったような男で、ボイドの骨折りがなければ更生などなかっただろう。だから、ジョーナにとってボイドは父であり恩師である大事な人間だった。大がかりな窃盗組織がカモを見つけるのに、ジョーナの店を選んだことは不本意だったが、捜査のためにボイドが選んだ捜査官は、さらに不本意だった。ボイドの娘アリーは禁断の木の実なのだ。
決して触れてはいけない女性なのだと言い聞かせても、ジョーナはアリーへの欲望を隠しおおせはしなかった。
そして、アリーもジョーナに惹かれていた。
銃撃戦になった時、二人はお互いの危機を知り、相手を失う恐怖に脅えた。ジョーナがアリーに相応しい男ではないなどという理由は、アリーに笑い飛ばされ、ついにジョーナは彼女への愛を認めた。
二人は永遠を手に入れ、家庭を作った。


後ろ暗い過去を持つ男と、不屈の精神を持つ女性刑事の話です。結構ホットです。