625 天使たちの休日 ジェシカ・ハート

天使たちの休日 (ハーレクイン・イマージュ)

天使たちの休日 (ハーレクイン・イマージュ)

何かにつけ以前の恋人と比較されて批判を受ける上に、彼女を優先する彼との交際を冷静に考えるべきだと諭され、シーアは姪のクララを連れて、クレタ島を訪れた。明け方に到着した二人は、空腹に耐えかねて、隣人を訪ね、リースと娘のソフィーと知り会う。
適齢期の独身者に、余計な世話を焼きたがる隣人がいると聞いて、シーアとリースは、冗談混じりに、偽装の恋人になろうかと話し合った。
リースは、離婚して娘と交流がなかったことを悔み、愛する娘との絆を築きあげようとしていた。4人は休暇中、ずっと一緒に楽しく過ごしたが、シーアは恋人を愛していなかったことに気付いてしまう。私はリースを愛している。偽装が本物になってしまったことに、シーアは動揺するが、リースの気持ちを知りたいと思いつつ休暇は終わりを告げ、何も言えないまま別れてしまう。
ソフィーとクララは、愚かな二人が、同じ思いを抱えながら何もできないことを知って、計略を練る。
子供たちに連れ出された二人は、再会してぎこちなく、会いたかった気持ちを伝えあい、お互いの気持ちに気付いた。子供たちの助けを得て、二人は結婚を決めた。


別れたくせに、独占欲を見せる過去の相手。いずれは板挟みになってしまいそうな困難な状況を、跳ね返すことができるのは、お互いの愛だけってことですか?難しい問題ですよねー。