607 一夜の愛に賭けて ペニー・ジョーダン

一夜の愛に賭けて―麗しき三姉妹〈2〉 (ハーレクイン・ロマンス)

一夜の愛に賭けて―麗しき三姉妹〈2〉 (ハーレクイン・ロマンス)

忌まわしい残虐な血筋の末裔として、その血を絶やすことを決意した男が運命の女に出会い、苦悩する話。
母親が寄贈した庭園が、荒廃し、低予算で修復されることを知って激怒したラファエルは、派遣された現場監督チャーリーと出会う。危険なまでに美しいラファエルに、チャーリーは今まで感じたことのないときめきを感じてしまう。惹かれあう二人は、一夜だけの約束で関係を持ち、出資者と監督の立場に戻ろうとするが、お互いへの飢餓感は増すばかりだった。
やがて、仕事が終わり、イタリアを離れる寸前に、チャーリーは彼の母親の手紙を隠し引き出しから発見する。そこには、彼の母親が一族の血を絶やすために、知り合いの女性の卵子を使って夫の子供を産んだことが書かれていた。彼は自由に自分の子孫を持つことができる。
チャーリーは、その手紙を急いでラファエルに送ったが、どんなに待っても彼は帰って来なかった。もう、終わったのだ。
チャーリーは予定通り、イタリアを離れ姉妹の待つアメリカに戻った。空港に佇むチャーリーは、名前を呼ばれ、振り向くと、そこにラファエルがいた。
彼は、チャーリーなしに生きて行くことはできないと言った。決して、もう離れないと。


この方の作品は、結構ホットですね。楽しく読めます。