589 甘すぎる誘惑 ビバリー・バートン
甘すぎる誘惑―狼たちの休息〈24〉 (ハーレクイン・スポットライト・プラス・エクストラ)
- 作者: ビバリーバートン,Beverly Barton,片桐ゆか
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2008/06
- メディア: 新書
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ドムはボスからペデル家の放蕩娘オードリーの捜索を依頼された。カードの支払い記録を辿って、彼女を見つけたドムは、彼女に惹かれる自身に驚く。言葉巧みに彼女に近づいたドムは、部屋まで彼女を送って行き、異変に気付く。ナイフを持った見知らぬ男に襲われた彼女は、ドムと共にペデル家に行くと告げ、彼女がオードリーでなかったことが判明する。
逮捕歴があるローザンヌは、最有力容疑者だった。だが、再度ローザンヌが襲われた時、ドムは彼女を信じることを決意する。
やがて、ローザンヌに身代わりを依頼した女性が、オードリーの個人秘書メーガンであったことがわかり、彼女が休暇を取って南米にいることがわかる。
メーガンは転々としながら、危機感を感じていた。多分、もう家には帰れない。新しい身分証明書と現金が必要だ。彼女は依頼者に、要求を突きつけ、保険として弁護士に手紙を預けることを話した。
ドムはメーガンの宿泊するホテルを捜し出し、訪ねるが、到着した時、彼女は既に事切れていた。次に狙われるのは、ローザンヌだ。
警察は、ローザンヌを囮に使うことを提案する。ローザンヌは、メーガンから手紙を受け取ったと、容疑者たちに電話して、罠を仕掛けた。
手紙を買い取りたいと言って来たのは、ペデル家の執事だった。
ローザンヌは、指定された場所に向かったが、車から出て来たのは、オードリーの父親だった。ローザンヌは、彼が、娘のろくでなしの恋人を殺そうとして、誤って娘を撃ち殺してしまったことを知る。彼はローザンヌに銃を向けたが、警察に踏み込まれて、自殺する。
ドムは、ローザンヌのために、彼女の娘を見つけ、ローザンヌにプロポーズした。娘メイは視力に障害があったために、里子に出されていなかった。二人はメイを引き取り、息子も生まれて、夢見た家族を手に入れた。
運命に翻弄され、過酷な人生を歩んで来た女性が、幸せを手にする話です。