573 ナイト・スモーク ノーラ・ロバーツ
ナイト・スモーク (シルエット・ラブストリーム―真夜中のヒーロー (LS76))
- 作者: ノーラ・ロバーツ,安倍杏子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 1999/11
- メディア: 新書
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ライはナタリーの美しさを認め、温室の薔薇だと判断するが、惹かれる気持ちに勝てずキスしてしまう。適切ではないと理解しつつ、惹かれあう二人はやがて恋人同士となり、夢中になって行く。店舗にも放火された後、放火の手口とナタリー宛てに予告電話があったことから、容疑者が浮かび上がり、マークしていた場所で忍び込もうとしていた容疑者を捕まえた。動機と依頼者は判明していないものの、事件は解決に向かっていた。二人はお互いに相手を愛していることに気付く。
ライは何も持たない自分がナタリーに相応しくないことを理解していた。そして、自宅にナタリーを招いて、彼女の生活とかけ離れていることを気付かせようとする。ライの言葉にナタリーはショックを受けるが、毅然と立ち去って行った。その時発した彼女の言葉にライは揺さぶられる。彼女は自分を愛していてくれたのだ。ライはナタリーの全てが欲しかった。もしかしたら、彼女はプロポーズにイエスと答えてくれるのかもしれない。彼女を失うことは耐えられなかった。ライはナタリーの行く先々を追いかけ、やっと彼女を捕まえる。しかし、ナタリーは話を聞こうともしなかった。オフィスに向かうナタリーを送り、ついて歩きながらライはナタリーを愛していることを明かした。その時、ライは異臭に気付く。火事だ。火の回りは速く、ライは気を失ったナタリーを担いで非常口から脱出する。
放火は横領を隠そうとした幹部の仕業だった。数日の入院の後、身支度したナタリーの病室にライはやって来た。ライはナタリーの怒りを解くためなら、何でもする覚悟だった。チャンスが欲しいと言うライに、ナタリーは罰を与え続けることを止めた。そして、ライは結婚を口にする。驚くナタリーはライに再びその言葉を繰り返させてから、イエスと答え、子供が欲しいと言った。
逆玉の話です。大企業のトップを務める聡明な美女に恋してしまった消防士の話。おまけに、彼はバツ一なんです。