558 夜明けを焦がれて ジョー・リー

夜明けを焦がれて (ハーレクイン・アフロディーテ)

夜明けを焦がれて (ハーレクイン・アフロディーテ)

5か月前からクリスティはストーカーに悩まされていた。何度番号を変更しても、不審な電話はかかり、クリスティは眠れない夜を過ごしてきた。犯人は家に侵入して、形跡を残し、贈り物を置いていったりしたが、警察も防犯システムも、何の役にも立たなかった。何があったのか、怯えた上司はクリスティを解雇し、身を隠すことを決意して、銀行に行けば口座は凍結されていた。もはや、何の打つ手もない。とにかく車に身の回りのものと愛犬を乗せてここから離れよう。兄ネイトの写真を取ったクリスティは裏に書かれた電話番号に気付く。兄が生前、困った時電話しろと書いた番号だった。しかし、出た相手はピザ屋だった。
ブーンはネイトの妹から助けを求める電話があったことを聞き、彼女がストーカーに脅されていることを知る。クリスティを救うために、ブーンは即座に行動を起こした。
夜中の侵入者にクリスティは恐怖に震えるが、ブーンはネイトの知り合いであることを示し、彼女を助けると言った。家にはいたるところに盗聴器やカメラが仕掛けられていた。その高性能の機械は、犯人がタダものではないことを示していた。
犯人をおびき寄せるために、ブーンはクリスティの恋人のふりをすると提案する。そして、クリスティの過去の恋人たちの中から疑わしい人物を探すつもりだった。
工作員として、ネイトもブーンも国のために働いていたが、最後の仕事のせいで追われる身となっていた。ブーンはその組織が、このストーカー事件に関わっていないことを祈っていた。
クリスティに体力をつけさせ、暴力に対応する力をつけさせることが、第一課題だった。だが、クリスティに自信が戻り始めた時、しっかり施錠されたはずの家に、またしても犯人は入り込み、クリスティのベットに血糊を撒いた。また仕掛けられた盗聴器の傍でクリスティとブーンは他の土地で結婚すると話し、深夜、犯人を待った。クリスティの機転で、犯人は射殺された。これで、自分の生活を取り戻せる。しかし、それはブーンとの別れを意味していた。犯人の家や車をブーンの仲間が捜索する間、ブーンとクリスティは束の間楽しんだが、家に帰ると拳銃を持った男たちが待ち構えていた。
彼らはネイトの居所を教えろと言った。クリスティはネイトやその仲間たちをおびき寄せる餌だったのだ。油断させ反撃に出たクリスティは、涙に霞む目で銃を構えたが、助けに現れたのは兄ネイトだった。
ネイトは危機は去ったが、事件は終わっていないと告げる。クリスティは全てを捨てて、兄について行くしかなかった。
名前を変え、レストランで働きながらクリスティはブーンに焦がれていた。彼さえいれば他に何もいらない。突然やって来たブーンは、これ以上彼女と離れていることはできなかったと言った。クリスティは彼に愛していると告げた。


なんか、不完全燃焼の話。これってシリーズ物なの?わからない事が多すぎる感じ。話が途中で終わっちゃったみたいなの。