544 夜ふけの恋人 ジェニファー・クルージー

夜ふけの恋人 (ハーレクイン・アフロディーテ)

夜ふけの恋人 (ハーレクイン・アフロディーテ)

アリーは担当する番組の売れっ子DJマークと付き合っていたが、マークの心変わりから振られ、その上、担当からも外される。キャリアを求めていたアリーは打ちのめされたが、それをマークに悟られるのはプライドが許さなかった。マークにデートがあると嘘をついたアリーは、バーで男性を物色して、一人の男を選び、彼を誘惑しようとする。
チャーリーは真面目そうに見える女性が、らしくない事をしていることに気付く。名乗り合った二人は、新しく深夜放送のコンビとなった相手であることを知った。ラジオ局のオーナーのビルから、脅迫状についての捜査を頼まれていたチャーリーは、まずアリーから調べようと思いつく。
マークを思いきれないアリーは、彼を忘れるためにチャーリーを利用しようと考え、自分のフラットにチャーリーを連れ帰った。
チャーリーは一所に落ち着いた経験はなく、ここにも長く滞在するつもりはなかった。捜査が第一目的で、DJの仕事は適当にするつもりだったチャーリーだったが、意外に注目を浴びる結果になり当惑する。そして、何よりもアリーに夢中だった。
しかし、ビルの息子グレイディが癌患者に麻薬を配っていることがわかり、チャーリーが自首を勧めたことで、二人は仲違いをする。違法な行為でも、彼は彼女たちを救うことをしたのだ。グレイディは最後の放送で自分の罪を告白し自首するが、すぐ釈放された。
そして、チャーリーはこの地に留まることを決意し、アリーにプロポーズする。


本気だと思っていた相手は、実は偽りで、遊びだと考えた相手が真実のパートナーだったという話。