539 罪つくりな誘惑 ステラ・キャメロン

罪つくりな誘惑 (ハーレクイン・アフロディーテ)

罪つくりな誘惑 (ハーレクイン・アフロディーテ)

ソフィーは学生時代にジャックに恋し、19歳で結婚する。ジャックは家族の期待や責任に重圧感を感じ、やがて酒に溺れるようになり、命を落とす。ジャックから受けた虐待や暴力に、ソフィーの中で何かが壊れた。だが、誰かを愛したいという彼女の心は、ベビーシッターという職業を選ばせる。
ソフィーは雇い主アビーとニックが大好きだったが、彼らがソフィーに相手が必要だと考えていることには困惑していた。アビーの兄マイケルは魅力的だったが、自分がマイケルに相応しいとは思えなかった。
マイケルはパイロットだったが、飛行機事故で親友を亡くしたことで自分を責め、引退していた。乗客を救ったことで彼はヒーローになったが、事故の映像は度々甦り、彼を苦しめる。ハンサムなマイケルは女性に不自由したことなどなかったが、ソフィーの何かがマイケルを惹きつけた。マイケルは、あの手この手で、ソフィーをデートに誘おうとするが、ソフィーのガードは固かった。
二人の心の傷と、求め合う心は、紆余曲折を繰り返しながらお互いを近づけ、お互いへの愛を確信させていく。


彼は信じられると頭ではわかっていても、怯える心は拒絶してしまう。彼女は勇気を振り絞り、彼を受け入れようとするが、彼の本当の望みと自分の求めているものが同じとは思えなかった。言葉を深読みするより、率直なのが一番て話かな。