489 貴公子からの挑戦状 アリー・ブレイク

貴公子からの挑戦状 (ハーレクイン・アフロディーテ)

貴公子からの挑戦状 (ハーレクイン・アフロディーテ)

アビーは念願の雑誌社を立ち上げた。熟考の末、名家の出身で投資家のフリンに広告塔となってもらおうと彼に面会を取り付ける。フリンはまさしく誘惑の化身のようで素敵だった。アビーは冷静な仮面で、彼女の目的を告げ、彼の興味を引こうとした。フリンは様々な企業に投資していたが、出版に関わったことはなかった。フリンはアビーとの軽快な会話に小気味良いものを感じ、引き受けることを決めた。だが、名ばかりの出資者になるつもりはない。フリンは記事を書きあげ、アビーに挑戦状を突きつけた。アビーは彼の近くにいると落ち着かない気持ちを悟られないよう注意しながらも、挑戦を受けた。フリンはアビーが欲しかったが、彼女の心が読めなかった。しかし、アビーの築いた壁は、難なく崩れ去り、彼の腕の中に落ちた。それでも、アビーは抵抗し、これはただの情事だという態度を崩さなかった。フリンはアビーに夢中だった。やがて、アビーは自分がフリンを愛してしまったことに気付く。正直なアビーは、それを黙っていることはできなかった。しかし、フリンがその言葉に応える時間がなかったことが、アビーの誤解を産む。フリンは激怒してオフィスに飛び込んだが、部屋に閉じこもったアビーは彼を無視しようとした。愚か者に見えても構わない。動こうとしないフリンに、アビーは根負けして、理由を告げた。フリンは誤解を解き、彼女の前に膝まづいた。


足フェチの男が、綺麗な長い脚の美女に一目惚れする話。