４８０ スキャンダラスな恋人 カーリー・フィリップス

スキャンダラスな恋人 (ハーレクイン・アフロディーテ)

傲慢な父親は、ローガンを市長選に出馬させようとしていた。どんなに、拒否しても話を聞こうとはしない。祖母エマは、ローガンを助けようと策略を思いつく。引き会わされたローガンとキャサリンは、即座に惹かれあい、交際を始めた。キャサリンは、自分のような生い立ちの娘に、エマが白羽の矢の立てた理由がわからなかった。しかし、ローガンの誘惑は巧みで、キャサリンは囚われて行った。ローガンのコテージで一夜を過ごした後、戸外でフラッシュがまたたき、キャサリンはショックを受ける。ローガンは自分の人生は、自分で切り開くと決めていた。この女性を逃がす訳にはいかない。だが、殻に閉じこもってしまったキャサリンは、頑なだった。ローガンは愛を告白したが、キャサリンからの言葉はなかった。キャサリンは悩んだ。そして、いつしか一つの結論に辿りつく。不安は消え去り、闘志がわき上がった。自分は何一つ恥じることのない、立派な人間だ。ゴシップに惑わされずに、彼を勝ち取ろう。ローガンはキャサリンが恐れを克服し、自分に愛と信頼を見せてくれたことに感謝した。パッピーエンドを信じていなかった二人は、お互いを手に入れた。

名家に生まれた貴公子は、家柄と金だけが目当ての女たちに幻滅していた。家柄や金に反感を持つキャサリンは、彼とは関わるまいと思いつつ、惹かれて行ってしまう。エマおばあちゃんは、ユニークですね。