４４３ 愛しい人の二つの顔 ミランダ・リー

愛しい人の二つの顔 (ハーレクイン・イマージュ)

アビーは甘い言葉に騙され、服役する羽目になった。父にも見捨てられたアビーがやっとのことで見つけた仕事は、医院の受付だった。いつも不機嫌なイーサンは、患者には別の顔を見せることに、ある日アビーは気付く。医学会議に恋人として同行を依頼されたアビーは、断ろうと思っていたが、老婦人の車いすの代金が盗まれたことで承諾する。だが、イーサンは友人夫婦にアビーが婚約者だと紹介してしまう。イーサンは、過去に恋人に裏切られ、心に傷を負っていた。ヴァネッサに苦しみを味合わせてやりたい。そのために、アビーを連れて来たのだから。しかし、イーサンはますますアビーに惹かれて行った。アビーも男性不信を忘れ、イーサンを愛してしまったことに気付く。今なお、毒婦のように美しいヴァネッサは、イーサンを誘惑しようとするが、間近で見たイーサンは、何の価値もない女だったと確信する。二人の婚約は事実となり、結婚を誓った。

母が父を捨てて、家を出た後、アビーは父の愛意外なら何でも与えられる生活を送り、そんな彼女の寂しさに付け込む男が現れる。イーサンの恋人は、彼の子供を下ろし、世界的な外科医の元に行ってしまった。傷ついた二人の男女の恋の話です。