427 春めぐるとき ヘレン・ビアンチン

春めぐるとき (ハーレクイン・クラシックス)

春めぐるとき (ハーレクイン・クラシックス)

カレンは熱烈に求愛されて結婚したが、式の直後、夫となったブラッドが復讐心からカレンと結婚したことを知る。屈辱的な初夜の後、ブラッドは一人で出かけ、帰らぬ人となった。未亡人となったカレンは妊娠に気付くが、生まれた娘に罪はなく、自分だけの子供として愛情を注ぐことに躊躇いはなかった。しかし、ブラッドに傷つけられた心は、男性を受け入れることを拒絶した。それにも増して、一度きりのセックスの体験は彼女に恐怖でしかなかった。
渋々出かけたパーティで、カレンはマットと出会う。カレンはいつものように、誘惑に乗るつもりのないことを、はっきり告げるが、マットは躊躇しなかった。後日、カレンはマットが自身の務める会社の社長であることに気付く。マットはカレンの拒絶を受け流し、彼女の生活に踏み込んで行く。娘リサはマットの存在を喜んだ。父親を求めるリサの気持ちを傷つけたくない。カレンは頑なにマットを拒んだ。愛の告白も、プロポーズも無駄に終わり、マットはカレンに選択を迫る。期限までに決心できなければ、終止符を打つと。カレンはマットを失いたくなかった。悩んだカレンはリサに、マットをパパにしてもいいかと尋ねた。リサは大喜びだった。カレンの心の闇は晴れ、マットの胸に飛び込む勇気を得た。


復讐したいなら、当人にしろよって話だよねー!リサが実の父親を知りたがった時が、苦境て感じ。