父親を亡くした後、ジェーンはミシェル母子と同居して、働きながら大学に通っていた。ミシェルの娘エマは
白血病を患い、闘病生活を送っていた。保険のないエマのために、ジェーンは寄付金を集めるイベントを考える。その資金を、ジェーンは慈善活動に熱心な
チェイスに頼もうと思いつく。話を聞いた
チェイスは
基金を調査するが、数カ月後まで予定は一杯だった。落胆するジェーンを見たくないと思った
チェイスは、自分が手伝うと申し出た。自身の持つワイナリーを会場にして、エマの楽しめるイベントを開きたい。二人は一緒に様々な計画を立てるが、惹かれ合う気持ちは抑えきれなかった。
チェイスはジェーンを欲しいと思ったが、彼女に相応しいものを与えられないと信じていた。彼女は妻になり、母になる女性だ。
チェイスは独身生活を手放す気はなかった。イベント当日、エマに輸血が必要になり、病院に駆け付けた
チェイスは、ミシェルとエマの姿を見て、一番大事なものに気付く。
チェイスは愛が怖かったのだ。遅れて会場に現れた
チェイスはジェーンに愛を告白し、プロポーズした。
ジェーンの献身的な愛と、不屈の精神に尊敬の念を覚えて、惹かれるものの、過去の苦い経験から、愛を恐れるようになってしまっていた富豪の話。